ガス給湯器 エラーコード 11




ガス給湯器のリモコンに「11」のエラーコードが表示した場合、「点火不良」が考えられます。解決するには、雨風やガスメーター、凍結、システムエラーなど複数の可能性を確認し、対処の上でエラーリセットを行います。

給湯器11が発生する可能性がある給湯器

ノーリツ(NORITZ)、リンナイ(Rinnai)、パーパス(PURPOSE)、パロマ(Paloma)、ハーマン、タカラスタンダード、TOTO、ナショナル、yumex(ユメックス)、大阪ガス、東京ガス、他

7項目を確認!ガス給湯器の「エラー 11」の原因と直し方

1)ガスメーター

ガスメーター(マイコンメーター)が点滅していると、ガスが遮断されている状態です。大きな地震などがあった時は必須の確認項目ですが、地震がなくてもガスメーター側でガスが遮断されるケースがあります。

11」が表示していて、ガス臭くない場合は、ガスコンロの火がつくかを確認します。ガスコンロも点火しない、あるいはガスコンロがない場合は、ガスメーターのランプや表示を確認し、「赤い点滅」や「ガス止」の表示があれば、ガスが止まっています。ガスが止まっている場合は、ガスメーター付属の「説明カードの操作手順」などに従って復帰させてください。

詳細記事 ガスメーターの確認ガイド▽

ガスが止まった!原因はガスメーター?料金滞納?直し方や再開方法

ガスメーターが問題であれば、復帰させたのちにエラーリセットを行います。リセット方法は後ほど紹介します。

2)ガス供給(ガスメーター以外)

ガスメーター以外にもガス供給が止まる場合があります。

  • 給湯器下のガスの元栓の確認
  • ガスメーターのメーターガス栓の確認
  • プロパンガス(LPガス)の確認
  • ガス開栓の確認(新居・引っ越し後)
  • ガス代未払いがないかの確認

これらに問題があれば、対処をすることでガスが供給され、エラー11が解消される可能性があります。

3)外の天候(雨・風)

外の天候が荒れている日は点火不良のエラーが出やすくなります。大雨が給湯器の排気口に入り込んだり、強い風で点火できなかったりと、一時的に「11」が出て、お湯が出ない状態が続くことがあります。

また、大雨ではなくても長雨(湿気)などが原因で、点火不良が起こることもあるので、「天候が影響しているかも?」と感じた時は、慌てて修理依頼をせずに、少し様子を見るのも一つの手段です。

こちらも、様子を見ながらリモコンのエラーリセットを行い、エラー11が解消されるかを確認します。

4)冬場の凍結

凍結しても必ずエラー「11」がでるわけではありませんが、状況次第では発生する可能性もあります。「凍結かも?」と感じた時は、できるだけ自然解凍を待って、様子を見ることも手段の一つです。決して、熱湯のお湯をかけたりしないでください。配管が破裂して修理代が膨れ上がる可能性があります。

関連記事 給湯器の凍結対策▽

【冬の凍結防止】元ガス屋の給湯器アドバイザーが教える凍結対策

5)給湯器の外観チェック

給湯器の給気口や排気口などに異物などの外的要因が影響していないか(燃焼を妨げていないか)を確認してください。給湯器本体(外装)も掃除が必要です。掃除不足の場合は、この機会に掃除も行っておくことをおすすめします。

関連記事 給湯器の凍結対策▽

ガス給湯器に掃除は必要?意外と知らない日常のお手入れポイント

6)システムエラー

給湯器も機械ですので、パソコンやスマートフォンのように一時的にフリーズしたりすることも稀にあります。また、一時的なバグでエラーが出ることも否定はできません。リモコンのリセットでエラーが解消されない場合は、給湯器の電源プラグ(コンセント)でリセットを試すのも一つの手段です。

7)部品故障

自分でできる原因確認と対処で改善しない場合は、給湯器の部品故障も視野にいれる必要があります。この場合は、プロのサービスマンに点検をお願いして対処してもらいます。また、使用年数が8~10年以上の場合は、「寿命の前兆」「経年劣化」の可能性もあります。状況によっては、修理以外に機器交換の検討が必要になる場合もあります。

給湯器「11」のエラーリセットと直し方

ここまで紹介をしてきた原因を特定して対処を行うだけでは、お湯は出てきません。お湯を出すには、リモコンのエラー表示を消してあげる操作が必要です。やり方は非常に簡単です。

給湯器リモコンでエラー11をリセットする方法

給湯器のリモコンリセット
  1. 蛇口などは全て閉め、給湯器の運転を全て停止しておく
  2. リモコンの運転スイッチを押して、電源をOFFの状態にする
  3. もう一度、運転スイッチを押して、電源をONの状態にする
  4. エラー表示が一時的に消えるので、お湯を出すなどの再操作を行う

これでエラー「11」が出ることなく、給湯器が正常に点火すれば、エラー11は直ったと考えてよいでしょう。ですが、原因が残存したままであれば、再び「11」が点滅します。

給湯器本体でのリセット方法

給湯器の電源

エラーコード「11」の場合は、故障でなければリモコン操作だけで解決することがほとんどです。ですが、解決できなかった方は修理前に給湯器本体側のリセットを試しておいてもよいと考えます。

やり方はとても簡単で、給湯器本体の電源コードの抜き差しをするだけです。一時的なシステムエラーなどの場合は、これで改善するケースもあります。

電源の抜き差しをする場合は、「雨の時は避ける」「濡れた手で行わない」など、怪我や感電しないように注意してください。

電源プラグ(コンセント)の抜き差しをすると、リモコンの時計設定などが初期化されるので、試す場合はご注意ください。

関連記事 給湯器のエラーリセット方法▽

給湯器をリセットする方法5つ|ノーリツ、リンナイ、パロマ、パーパス…

エラー11でも経年劣化に注意

使用年数が10年近い場合やエラーが頻繁に出る場合などは、給湯器の寿命のサインや経年劣化なども疑う必要があるかもしれません。「エラー11」以外で「故障かも?」感じる前兆や異常がなかったかも是非、確認しておいてください。

関連記事 ガス給湯器の寿命の豆知識▽

給湯器の寿命・耐用年数・交換時期は10年が基本?20~30年ってどう?

関連記事 ガス給湯器の交換前の豆知識▽

給湯器交換業者の選び方!メーカー出身者が口コミ・裏評判も紹介

点火不良は故障ではないケースも多いですが、様々な原因や状況が考えられるので、まずは可能な限りセルフチェックをしていただいて、直る気配がなければ、メーカーに相談でもよいと考えます。


見積もりはとっておきたい!
『キンライサー』

給湯器 おすすめ業者

CMでおなじみのキンライサーは、工事実績100,000件以上で、工事後も安心の10年保証がスタンダード!ノーリツ、リンナイの正規販売代理店です。




ガスコンロ・給湯器の見積り・設置交換なら

プロパンガス,LPガス,ガス代,節約

給湯器・ガスコンロ設置交換工事なら「正直屋!」最大82%オフの安さが自慢です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です