あれ?給湯器の「ふろ自動湯はり」が途中で止まる原因は?

お風呂の湯はり

リンナイやノーリツなど、ガス給湯器のふろ自動湯はりの動作について質問を受けることも意外に多い。今回は「自動湯はり」が途中で止まる疑問について紹介します。故障では?という声もあり、4分あれば理解できるように解説するので是非知っておいてください。

この記事はこんな人におすすめ
自動湯はりが途中で止まるのが疑問な人、自動湯はりに時間がかかっている人など

解説者:給湯器アドバイザー 千田
リンナイ株式会社(Rinnai)を経て、ガス業界や住設業界のマーケティング・分析・情報発信も行うフリーアドバイザー

ふろ自動湯はりの簡単な仕組み

まず、「ふろ自動湯はり」とはスイッチ一つで浴槽にお湯はりをして、リモコンで設定した水位や水量になれば自動で止めてくれる便利機能です。

よく受けるお問い合わせ

  • 自動湯はり完了するのがいつもより遅い
  • 自動湯はりが途中で止まって動かない
  • 自動湯はりで、お湯が出たり止まったりを繰り返す

状況によっては故障の場合もありますが、経験してきた現場事例としては正常な場合が多いです。

 

まず、給湯器はお湯はりをする際に「お風呂の浴槽が空っぽ」or「残り湯があるのか」を見極める必要があります。もし、浴槽にたっぷりと残り湯がある状態で、設定量を一気に湯はりすると確実に溢れてしまうからです。

そこで、給湯器は最初に少しお湯はりをしてみて、一度ストップします。そして循環アダプターでお湯を吸い込もうとします。

  • 循環アダプターがお湯を吸い込んだ→大量に残り湯がある
  • 循環アダプターがお湯を吸い込めなかった→残り湯がない or 残り湯が少ない

お湯を吸い込めなかった場合は、「残り湯がゼロなのか」or「少しお湯が残っているのか」を確かめる必要があり、少しお湯を出しては止め、出しては止めを繰り返し、浴槽内の状況を確認します。

この判定をするのにお湯が出たり止まったりを繰り返していて、決して故障ではないのです。

 

では、完全に湯はりがストップしたときはどうでしょうか?

この場合、キッチン、洗面、シャワーでお湯を出していれば「給湯優先」で自動湯はりはストップして待機状態になる機種が多いです。これも正常です。そして、知らず知らずのうちにお湯を出していた時間だけ、湯はりの完了が遅くなります。また、季節によって水温もかわるため、寒くなるほど湯はりの時間も長くなります。

 

この湯はり動作はメーカーや機種によっても考え方が異なります。湯はりスピードを重視するか、設定水位(湯量)の正確さを重視するかで、時間も変わってくるでしょう。給湯器を交換して前の機種より湯はり時間が遅くなった場合は設定変更で何とかできないかを相談してみるのも一つです。

また、給湯優先なども関係なく、同機種で明らかに時間がかかっている場合は、給湯器の故障を疑う前にまずは「循環アダプターのフィルター詰まり」を疑ってみましょう。詰まりがあると湯はりやおいだきの性能が落ちる場合があります。循環アダプター(金具)のフィルター掃除をすることで改善するケースもあるので、一度確認をしてみてください。