ノーリツ・リンナイの給湯器リモコン交換を自分で?取付・費用・時間…

給湯器のリモコン

明確な意図はわかりませんが、ノーリツやリンナイなどの給湯器リモコンをご自分で交換することを検討されている方が多いようです。給湯器リモコン交換の際の取付方法や費用、時間などが気になられているようですので、今回は「給湯器のリモコン交換」をテーマにしたいと思います。

まず、基本的には給湯器を業者が設置する場合は、リモコンも業者が取付するのが当たり前です。では、ご自分でリモコン交換を検討されるケースはどのような場面なのかを想定してみました。

  • リモコンが故障したので、自分でリモコンだけを交換したい
  • リモコンは動くが、汚くなったり液晶が割れたりしたので交換したい
  • 新しいモデルのリモコンに交換したい

他にも理由があるのかもしれませんが、交換を検討されているのでこのページを閲覧いただいていると考えています。

そんな中で申し訳ないとは思うのですが、このページでは、交換方法を解説するのではなく、自分で交換する場合のリスクの大きさを知っていただきたく、実例を交えて解説していきます。

給湯器のリモコンの交換費用や時間について

給湯器 リモコン 交換

まず、リモコン本体の価格については、リモコンの種類にもよりますが、台所リモコンであれば定価ベースで1万円以下のものもあれば、2万円以上するものと様々です。平均的に15000円前後のイメージになるかと思います。また、浴室リモコンはそれよりも数千円高いというイメージです。多くの販売サイトを見ても実際の販売価格はかなり幅があります。

また、交換作業を業者に依頼をすると、リモコン本体の費用に出張費+作業費用は当然かかってきます。業者によって違いますが、時間単価のところが多いかと思います。時間は業者のレベルで変わるので一概には言えません。特に風呂リモコンはコーキング作業が入るので、かなり作業時間の差が出る可能性があります。

給湯器のリモコンの取付自体は基本的には難しくはないが…

まず、給湯器のリモコンのほとんどは給湯器から電気を取るのが基本です。今回は交換ということなので、既に給湯器のリモコンが設置されており、壁の中に配線も仕込まれている状態だと思います。

ガス給湯器のリモコンは、基本的に給湯器と2芯のケーブル(配線)で接続しています。この配線は家の壁の中を通して、キッチンやお風呂まで引き込んでいます。そして、リモコン設置部分には穴があけられており、そこで配線とリモコンを接続しています。

また、台所リモコンの固定方法は、壁取付の金具を打ち込まれており、その金具にリモコンを引っかける形ですが、浴室は金具なしでテープ+コーキング対応になります。

なんとなく簡単なイメージを持たれて自分で交換しようとされる方もいるようですが、トラブルになってからコールセンターに相談の電話がかかってきた事例もあります。私としては決しておすすめできません。

1.リモコン交換と互換性の問題

まず、業者さんでもよくあるケースですが、新しい機種のリモコンに交換しようと取り寄せるも、給湯器は古いままなのでリモコンが対応しておらず、表示しないという問い合わせがよくありました。リモコンは何でもいいわけではなく、給湯器の機種ごとに設置できるリモコンは決まっています。(イレギュラーな場合は、私のほうで開発に都度確認していました。)

また、メーカーや機種によっては、対応しているリモコンであっても、給湯器側の電装基板設定変更が必要な場合もあり、結局サービスマンを呼ばないと使用できないケースもあります。

2.リモコン交換で配線のトラブル(台所・風呂)

リモコンの配線は既に壁の中を通っているので、その配線をリモコンから脱着する際に壁の中に配線を落として取れなくなってしまうケースが想定できます。

また、脱着の際に傷をつけて地絡させてしまったら、その配線は使えなくなります。設置状況にもよりますが、新しい配線を新たに給湯器側から家の中まで通せないことは十分考えられます。

また、何らかの原因でリモコンの配線だけでなく、給湯器側にも影響を与えてしまった場合(故障させてしまった場合)、全てお客さまの責任になってしまいます。

また、少なからず電気系統を触るわけですから、怪我や事故の可能性もないとは言い切れません。

3.風呂(浴室)リモコン交換のトラブル

風呂リモコンの交換

風呂リモコンは防水対応が必要であり、リモコンのまわりにはコーキングがされています。仮にコーキングを自分で取ることはできたとしても、新たに設置した際に自分でコーキングが必要になり、正直、現実的ではありません。

また、風呂リモコンの多くはコネクタ付の仕様が多いです。しかし、現場ではコネクタを切断し、2芯の配線にY端子を圧着させて繋げていることも多々あります。つまり、お客さま自身でY端子の圧着などが必要になる可能性も高く、上手くできていなければ、リモコンは通電しません。

さらには、コーキングが不十分で故障に繋がったり、そこから湿気が壁の中に流入してしまうと、リモコン故障だけでに止まらず、壁の中が腐食に繋がる可能性もゼロとは言い切れません。

4.修理交換の場合、本当にリモコンの故障ですか?

給湯器のリモコン交換を検討される方の多くは、「リモコンが表示しない=リモコン本体の故障」と思われる方が多いように感じます。ですが、リモコンが悪いという根拠はあるのでしょうか?

モコンが表示しない場合、配線やコネクタの可能性もあれば、給湯器側の基板などが原因の可能性もあります。もし、給湯器側の基板が原因だった場合、リモコン購入費用+自身の作業時間+リスクの分だけ損することになります。

5.結果的に費用が高くつくことも

給湯器リモコンの交換費用

自分交換を試みて失敗した事例については、私自身が直接問い合わせを受けたこともあります。

  • リモコンの交換手順を教えてほしい
  • 自分で交換しようとしてリモコンが表示しなくなった
  • 対応リモコンに交換したのに動かない
  • 対応していないリモコンをネットで購入してしまった
  • 交換中に配線を落としてしまい、取れなくなった
  • 浴室リモコンはコーキングが絶対に必要か?

などになります。

結果的に修理箇所が増えたり、リモコンの再購入が必要だったりと費用負担が大きくなるケースもありました。

また、根本的な交換方法などを聞かれた時は、業者に依頼してもらうようにお願いしています。理由は二次被害を含めたリスクが多々考えられるからです。

他サイトではご自身で交換された体験談(成功例)なども書かれているものも多かったので、失敗した時のリスクも知っておくべきだと思い、ここではリスク事例を中心に紹介しました。

怪我や被害拡大の可能性がある以上、私は自分での交換は否定派なので、メーカーやガス会社、プロの業者さんへの依頼を検討してもらえればと思います。