リモコンが先に壊れて部品が供給停止！古い給湯器との互換性と対処法は？

2020年6月9日｜最新情報更新しました

「給湯器より先にリモコンだけ壊れた」際に、リモコンが生産終了・部品供給終了していた、というようなケースがあります。

リモコンにも寿命があり、給湯器より先に壊れるケースは決して少なくありません。

この記事では、リモコンと給湯器の互換性や対処方法をご紹介します。

給湯器とリモコンの互換性

今お使いの給湯器には「対応できる専用のリモコン」が設定されています。

この専用リモコンが壊れた場合、同じリモコンを購入して交換する、という対処方法がありますが、購入から数年以上経過していると部品供給が終了している場合があります。

つまり、給湯器を長期間使用している場合、購入可能なのは「新しいモデルのリモコン」ということになりますが、現在の給湯器でも使用できるのでしょうか？

古い給湯器と新しいリモコンの互換性

基本的に古い給湯器に新しいリモコンは接続できません。

理由は、お使いの給湯器の電装基板は、購入当時に存在していなかった「新しいリモコンのプログラムが認識できていない」からです。

ですが、これは基本的な考え方ですので、中には新しいリモコンでも旧リモコンと同じプログラム構成で、動くケースもあります。

互換性を確認するには、給湯器の型式をメーカーに伝えて「使えるリモコンを探してもらう」のが一番早いです。

ある程度知識のある方ならネットショップや、メーカーのホームページの商品を見て互換性があるかを確認できるかもしれませんが、互換性のない商品を誤って購入してしまう可能性もありますので、

基本的には専門家に確認するようにしましょう。

同じリモコンを探す

新しいリモコンに互換性がなかった場合、今と同じ型式のリモコンを探すしかありません。

複数の中間業者に確認

リモコンの在庫（供給）確認の流れはこうです。

• 使用者 ⇒ メーカー（リンナイ・ノーリツなど）
• 使用者 ⇒ 販売店A ⇒ メーカー（リンナイ・ノーリツなど）
• 使用者 ⇒ 修理業者B ⇒ メーカー（リンナイ・ノーリツなど）

つまり、どの販売店や修理業者に問い合わせても、最終的にメーカーに確認の電話が入ります。

メーカーでは、部品在庫は全国で情報共有されているので、在庫がない（供給終了）と言われれば、どうしようもありません。

残る可能性は「中間の業者のストック（在庫）」だけになります。

修理実績が多い業者ほど、自社の倉庫で在庫をしている可能性が高いので、メーカーに断られても複数の業者に問い合わせれば「同じリモコン」が出てくる可能性があります。

ネットで同じ型式を探す

稀にヤフオクなどでリモコンだけ出品している個人や業者がいます。

ストックとして持っていたものの、給湯器やリモコンが新しいモデルに変わると売れなくなるからです。

少なくとも10年以上経っているわけですから、保管状況も不明ですし、仮に新品であってもリモコンが動く保証はないので注意しましょう。

本当にリモコンの故障なのかを確認

長期間給湯器を使用していて「リモコンだけが壊れた」というケースはありますが、「リモコンを交換しても直らない」場合もあります。

壁の中の配線が切れたり腐食していて作動しなくなったケースも多いです。

リモコンの供給が終わっているということは、給湯器の部品供給も終了している可能性が高いので、無理に延命するのではなく交換を検討するのも一つの判断です。

特に、給湯器の寿命は10年と言われており、故障発生率は10年を越えてくると急激に上昇しますので、長期間使用している給湯器であれば、機器の寿命の可能性もあります。

リモコンの不調が疑われる場合の確認方法については、当サイト内でもご紹介していますので参考にしてみて下さい。

以上、給湯器のリモコンが故障した場合の互換性と対処方法をご紹介いたしました。

長期間給湯器を使用している場合は、経年劣化による故障に備えて、事前に交換も検討するようにしましょう。