Q:ガス給湯器(リモコン)のエラーコード 122とは?
A:ふろ途中失火、ふろ立ち消え安全装置作動
「122」のエラーが点滅表示している場合、お風呂のおいだき中などに給湯器の火が途中で消えた可能性があります。
- リンナイの場合:ふろ途中失火
- ノーリツの場合:ふろ立ち消え安全装置作動
一度点火していたバーナーの火が消えるケースはいくつか推測できます。
- 屋外の給湯器が強風や大雨などの影響を受けた
- ガスメーターが途中で働き、ガスを遮断した
- 燃料がプロパンガスの場合、ガスが切れた
- 給湯器の給気や排気に異常が生じた
- 給湯器の部品が故障した
原因は一つずつ確認していく必要がありますが、まずは現状況を確認するために次の操作を行ってみてください。
- 給湯器の運転を全て停止する
- リモコンの運転スイッチを「切」「入」する
- 「122」の表示が一時的に消えたら、エラーが出た時と同じ運転をする(おいだきなど)
この操作で再びエラー「122」が出ずに動けば、故障ではなく、一時的な影響があっただけと思われます。
ですが、継続して「122」が表示する場合は、エラーの要因を探し出し、取り除く必要があります。
エラー122が出たら確認しておきたいこと
「122」に類似したエラーコードに「121」「123」があります。
- 121の場合:給湯(シャワー・洗面・キッチン)のお湯を出している途中に給湯器の火が消えて水になる
- 122の場合:おいだき運転中などに給湯器の火が消えて運転が停止する
- 123の場合:暖房(床暖房・浴室暖房乾燥機など)の運転中に火が消えて運転が停止する
給湯器のどの運転をしていたかで、同じ「途中失火」でも発生するエラーコードが変わります。
1.外の天候状況
外の天候(雨・風)が悪い場合は、影響を受けることがあります。
給湯器の給湯や暖房は使えているかも確認してみましょう。
また、ガスコンロや他のガス器具がつかない場合は、ガスメーターのランプが点滅していないかを確認してみましょう。
2.ガスメーター
ガスメーターは地震の時に働くイメージが強いですが、地震がなくても止まることがあります。
給湯器やガスコンロがつかない場合は必須の確認項目なので、念のためにチェックしてみましょう。
ガスメーターがよくわからない方は、次の記事に詳しくまとめてあります。
122エラーが直らなかった場合
一通り確認して、122エラーが改善されない場合は故障の可能性も出てきます。
簡単な点検やフレームロッドの手直しや交換レベルであれば、出張費なども含めて6,000円~8,000円程度が目安になるかと思います。
ですが、電装基板や熱交換器などの交換を伴う場合は、かなり大きな金額になってきます。
機種や症状によっては40,000円を超える場合もでてきます。
電装基板や熱交換器の部品代は、機種によって1~2万円レベルで変わってきます。
メーカーや業者の相談する場合は、型式、使用年数、エラー発生時の状況などをできるだけ詳しく伝え、概算費用を聞いておきましょう。