給湯器や配管の「水漏れ被害」を拡大させない!水漏れ対応ポイント7選

給湯器の水漏れ

ガス給湯器や配管の「水漏れ」の相談や質問は非常に多い。給湯器が水漏れしたら「修理代」「応急処置の方法」「原因」などが気になるのも理解できます。これまで給湯器の水漏れ現場も数々対応してきましたが、一概にアドバイスできないのも正直なところです!そこで、様々な給湯器や配管の水漏れケースを想定して、大きく7つのポイントでまとめました。経験豊富な給湯器の専門家がどこよりも詳しくフォローをいたします。

この記事はこんな人におすすめ
給湯器や配管の水漏れで緊急事態、水漏れの修理代を知りたい、水漏れの応急処置方法を知りたい、水漏れの原因を知りたい、賃貸マンションやアパートの対応を知りたい、給湯器の専門家の意見を聞きたいなど

解説者:給湯器アドバイザー 千田
リンナイ株式会社(Rinnai)を経て、ガス業界や住設業界のマーケティング・分析・情報発信も行うフリーアドバイザー

(1)水漏れのリスクや危険性を把握

給湯器や配管の水漏れで一番怖いのが二次被害です。水漏れは時間が経つほど被害も修理費用も増えていくリスクが高くなっていきます。

水漏れ

給湯器内部の水漏れ

給湯器が庭や外壁などに設置されている上で、「給湯器下の配管接続部分の漏れ」の場合はまだリスクも低いですが、水漏れの場所が給湯器内部の上の方であれば、それより下にある部品にも水がかかり、あらゆる部品の連鎖故障に繋がるおそれがあります。電装基板などはカバーもされていますが、漏れる場所や量によっては故障に繋がり、部品代だけでも相当高くつく可能性もあります。

そして、給湯器内部で漏れている状態で使用すると、不完全燃焼を起こして危険な状態になる可能性も否定できません。給湯器内部で漏れている時は、電源をOFFにして使用を中止してください。

また、屋内設置タイプであれば自宅の床などはもちろん、マンションであれば階下への被害拡大も心配です。

給湯器外部の配管の水漏れ

配管は給湯器下の接続部分から屋内へとのびています。外の部分であればまだ被害は少ないかもしれませんが、屋内(配管が見えない部分)で水漏れしている場合は最悪です。天井や床、マンションであれば階下への被害拡大も心配です。

(2)給湯器の水漏れ応急処置について

給湯器の水漏れアドバイス

後に解説する水抜き栓以外での水漏れ(故障)の場合、一番の応急処置は早く修理相談の電話をすることです。修理代がもったいないので、まずは自分でなんとかしようとするユーザーさんも多いですが、「二次被害による修理代の割増し」の方がもったいないと思います。当たり前の話ですが、水漏れは1分、1秒、…時間が経つにつれて被害エリアが拡大していくのは言うまでもありません。

  1. まずは最低限の状況を把握して、修理依頼の電話をする(状況を伝えて指示をもらう)
  2. 給湯器は使わない(電源を切っておく)
  3. 可能であれば、給水栓(バルブ)を閉めておく
  4. 漏れ箇所の下にバケツなどを置く(ぬれると困る状況の場合)
  5. 自分で応急処置をしようとしない(余計に症状がひどくなる可能性がある)

(3)気になる給湯器の水漏れの修理代

給湯器 水漏れ 修理代

仮に給湯器内部の配管接続部のパッキン(Oリング)などの劣化だけが原因で、二次被害もなければ5~6千円程度ですむ場合もあります。パッキン(Oリング)の部品代は数十円~数百円程度なので、出張費+作業費+わずかな部品代という感じでしょう。

しかし、修理が高額になるケースも多々考えられます。

  • 給湯器内での水漏れ二次被害による「部品代+作業費」の追加
  • 熱交換器から水漏れ
  • 配管に穴があいていた場合の修復費用
  • 配管が見えない部分(屋内)で水漏れしていた場合は、作業費の大幅アップ(原因特定の工数も含む)

また、給湯器本体以外の部分でも、被害が拡大した分だけ修復費用がかかってきます。いずれにしても数万円レベルの修理代になるケースは多々考えられます。

業者によっては基本料金などの設定もあるかもしれませんが、水漏れ状況は様々なので、あまり鵜呑みにしないほうがよいでしょう。業者も現場を見てみないことには見積りができません。

(4)水漏れの場所と量の把握は重要

給湯器の水漏箇所の診断

水漏れの場所はとても重要です。修理を依頼するにしてもどこに依頼しますか?

  • 給湯器内部の水漏れの場合:給湯器のメーカー、ガス会社、給湯器のメンテナンス専門の会社などに相談するのが解決につながりやすいでしょう。
  • 外部の配管の水漏れの場合:給湯器の部品は関係ない部分ですから、水回り専門の業者などの方が柔軟に対応できることもあるでしょう。

また、水漏れの場所によっては、正常なケースもあります。それは以下の場合です。

給湯器の下の過圧防止安全装置(水抜き栓)があり、機器内に高い圧力が生じた場合に「過圧防止安全装置のはたらき」によって逃し弁から水滴が落ちる場合があります。漏れの量にもよりますが、正常な可能性場合が多い内容です。(屋内設置の場合は相談が必要となってきます)

長期間使用していない時にも起こりやすく、この事象かどうかの見極めは大事かもしれません。