ガス給湯器の『 ファンモーター 』の役割と豆知識

ファンモーター|ガス給湯器




2020年6月11日|最新情報更新しました

この記事の監修
竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
専門資格:ガス給湯器などの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

 

ガス給湯器には「ファンモーター」という部品が組み込まれています。

重要なパーツの一つであり、この部品が故障してしまうと、燃焼不良などのエラーにつながってしまう場合があります。

この記事では、ファンモーターの役割や豆知識をご紹介いたします。

ファンモーターの役割

ファンモーターの重要な役割は、モーターが回転することでガスを燃やすための「空気」をバーナーに送り出すという役割です。

点火動作の時から回りだし、バーナーの火が消えてからもしばらく回り続けます。

また、暖房機能付き給湯器などであれば、給湯側のファンモーターと暖房側のファンモーターに分かれているタイプや、一つのファンモーターで全ての役割を果たしているタイプもあります。

ファンモーターの豆知識(Q&A)

ファンモーターの音や異音

Q:お湯を止めているのにファンモーターが回っている音がするのは故障ですか?

A:ファンモーターは再使用時の点火を早めるために、お湯を止めた(燃焼が止まった)後もしばらく回っています。

仕様通りの動きであり、故障ではありません。

※お湯を止めた後にファンモーターが回る時間は機種によって様々です。

各機種の構造の違いなども考慮されて回転する時間が決められており、数十秒で止まる機種もあれば、数分間回ってから止まるタイプもあります。

 

Q:運転中にファンモーターの音がうるさいのは故障ですか?

A:ファンモーターの音が気になる、音がうるさいというお問い合わせは複数ありますが、結果的に正常なケースも多いです。

ある日から突然音が大きくなったなど、明らかに変化点がある場合はファンモーターの詰まりや回転異常などが考えられます。

使用年数が長い場合は経年劣化なども考えられます。

音の判断は非常に難しいです。ファンモーターの音と思っていても、結果的にポンプだった場合も少なくありません。

ファンモーターのエラー故障

ファンモーターの代表的なエラーは「燃焼ファン異常」でエラーコードは「610」などです。

ファンモーターは電装基板(電子ユニット)とコネクタや配線で繋がっており、これらのいずれかに異常が生じるとリモコンにエラーでお知らせします。

  • ファンモーターの故障や異常
  • ファンモーターのコネクタや配線トラブル
  • 電装ユニットの故障や異常

部品の経年劣化に注意

給湯器の使用年数が長く、エラーや異音が発生する場合は、経年劣化(寿命の前兆)による故障も疑われます。

特に、給湯器の寿命は10年と言われており、長期間使用していると様々なエラーや故障が発生する可能性が高くなります。

ファンモーターに限らず、他の部品も劣化が進んでいる可能性があるため、修理を依頼する場合には、併せて点検してもらうことをおすすめします。

また、使用年数が長い場合は、一つの部品を修理しても別の部品が故障してしまうこともあるため、修理をせずに修理代を交換費用の足しにするのも選択の一つだと思います。

 

以上、ガス給湯器のファンモーターの役割と豆知識をご紹介いたしました。

ファンモーターのエラーが表示されたり、明らかな異常・異音がする場合は、メーカーやガス会社、賃貸の場合は管理会社や大家さんに相談するようにしましょう。


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