給湯器のファンモーターの役割と気になる音や故障のギモンを解説

リンナイやノーリツなど、ガス給湯器には「ファンモーター」という部品が組み込まれています。ファンモーターは給湯器が燃焼するために日々フル回転をしている分、音が気になるという声も耳にします。今回はこのファンモーターの役割と故障や音について、最低限知っておいてほしい内容に絞って解説します。

この記事はこんな人におすすめ
ファンモーターの概要を知っておきたい人、ファンモーターの音や故障が気になる人など

解説者:給湯器アドバイザー 千田
リンナイ株式会社(Rinnai)を経て、ガス業界や住設業界のマーケティング・分析・情報発信も行うフリーアドバイザー

それではファンモーターの解説開始

ガス給湯器のファンモーターの基礎知識

ガス給湯器には「ファンモーター」という部品が組み込まれています。役割としては、モーターが回転することでガスを燃やすための「空気」をバーナーに送ります。点火動作の時から回りだし、バーナーの火が消えてからもしばらく回り続ける働きものです。

また、給湯暖房機などであれば、給湯側のファンモーターと暖房側のファンモーターに分かれているタイプもあれば、一つのファンモーターで全ての役割を果たしているタイプもあります。

ファンモーターの音や故障のQ&A

お湯を止めているのにファンモーターが回っている音がしますが故障では?
ファンモーターは再使用時の点火を早めるために、お湯を止めた(燃焼が止まった)後もしばらく回っています。仕様上の動きであり、故障ではありません。

 

【補足解説】このお湯を止めた後にファンモーターが回る時間は機種によって様々です。各機種の構造の違いなども考慮されて回転する時間が決められており、数十秒で止まる機種もあれば、数分間回ってから止まるタイプもあります。

 

運転中に音がうるさいのは故障では?
音が気になる、うるさいというお問い合わせは複数ありますが、結果的に正常なケースが多いです。音の判断は非常に難しいですが、ある日から突然音が大きくなったなど、明らかに変化点がある場合はファンモーターの回転異常や使用年数によっては経年劣化なども考えられます。

 

【補足解説】給湯器は仕様上では、各機種ごとに「騒音値:●●dB以下」をクリアして商品化されています。ただ、規格をクリアしている商品であっても、音の感じ方は個人差が大きいです。電車の音が気になる人もいれば、全く気にならない人もいるように。

「正常な音レベル」か「異常な音レベル」かを判断するには、サービスマンが現場に行って確認するしかありません。中には部品交換をして音が低減することもありますが、建物の構造が影響している場合は、給湯器側では対応が難しい場合もあります。

 

ネット上でもファンモーターの音もいろんな表現をされていますが、実際に現場に行くとファンモーターではなくポンプの音だったこともあります。また、その逆のケースもあります。音の聞こえ方、伝え方はとにかく様々というわけです。

 

【参考】ファンモーター異常でエラーがでるケース

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ファンモーターの音を相談する時のアドバイス

音がするからといって必ず故障とは限りませんが、故障でないともいいきれません。ファンモーターが動かなくなれば給湯器は完全停止しますが、回転数がおかしくなって動いていれば、給湯器の異音や燃焼不良に繋がることもあります。

ここで1ポイントですが、音の表現も重要ですが、どの運転のどのタイミングで音がするかも重要です。

  • お湯を出した瞬間から?
  • お湯を出している間ずっと?
  • お湯を止めてからも音がする?
  • 暖房やおいだきをすると音がする?

状況がわかれば電話でもある程度は絞り込めることもあり、解決にもつながりやすくなります。

音は時にストレスの原因となります。取扱説明書にも音のQ&Aは書かれていますが、それでも解決せずに気になるときは我慢せずに相談するのも一つだと思います。