ガス給湯器のエラーコード「763」は、通信系の異常です。本記事では、エラー763が「故障かどうかを知りたい」、「直し方を知りたい」、「直らなければ修理や交換の相談先を知りたい」方のためにまとめています。
ガス給湯器のエラー763の原因と内容
エラーコード763は、給湯器の故障なのか?
まずは、ガス給湯器メーカー大手4社(ノーリツ、リンナイ、パロマ、パーパス)のエラーコード763について確認します。
ノーリツ | インテリジェント通信不良 |
リンナイ | 信号線誤接続 |
パロマ | 暖房端末(浴室暖房・床暖房)との通信異常 |
パーパス | DB-1通信異常 |
※東京ガスや大阪ガスは、各製造メーカーのエラー内容と基本的に同じ
エラー763の原因や症状を具体的に!
各メーカーのエラー内容を見ても、「インテリジェント?」「信号線?」「暖房端末?」…とチンプンカンプンですよね。
これらは専門用語なので、何が起きているかをわかりやすく簡潔に説明するならば、
浴室暖房や床暖房などの暖房端末の制御をする配線や回路において、給湯器とリモコンが上手く通信(会話)ができていない状態です。
リモコンに763が表示した原因はいくつか考えられます。例えば、
- 配線(コネクタ)のつなぎ間違い
- 配線・コネクタなどの異常
- 電装基板の異常
などが想定できます。
エラー763は自分で直せるの?
みなさんが今一番知りたいのは、エラー763を自分で直せるのかどうかでしょう。
仮に異常や故障が生じている場合は、給湯器内部の部品メンテナンスが必要になるため、利用者さんでは直せません。
ですが、一時的なシステムエラーやバグが原因で、一時的にエラー763が出ている場合は、給湯器のリセットで復活する可能性もあります。
対処1)リモコンでリセット
まずは、暖房端末のリモコンも含め、全て停止させてください。
その上で、ガス給湯器のリモコンを一度「切」にして、再度「入」にします。
763の表示が消えない場合は、異常な状態が続いていることになります。
一方、763の表示が一時的に消えた場合は、暖房のスイッチを「入」にして、エラーが再発しないかを確認してください。
暖房が正常に動き出せば、一時的なシステムエラーだった可能性があります。
対処2)コンセントリセット
これは、利用者さんが自分でできる最後の方法です。
ガス給湯器の下には電源プラグがあり、コンセントに差し込まれています。
システムエラーなどの場合は、このコンセントの抜き差しを行うことで、復活する可能性もあります。
※リモコンの時計や設定もリセットされます
パソコンで言えば、フリーズしたときの「強制シャットダウン→再起動」と考えてください。
※雨のときは感電の恐れがあるので避けましょう。
エラー763が消えない場合は、点検・修理・交換を!
リセットも試してみたけれど、エラー763を解決できなかった場合は、プロに頼ってください。
ただし、状況に応じて最適な相談先は異なります。
新築・修理や交換直後 | 施工不良の可能性もあるので、担当業者に相談 |
昨日までは使えていた | メーカーやガス会社に相談 |
賃貸 | 管理会社や大家さんに連絡 |
給湯器やリモコンの使用年数が長い場合は、施工不良などではなく、経年劣化による部品故障の可能性が高いです。
もし、目安として8~10年以上使われている場合は、修理代が高額になったり、連鎖故障のリスクもあるので、交換検討するほうがよい場合もあります。
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