ノーリツやリンナイのガス給湯器が勝手に動く件!2つのパターンで解説

給湯器が勝手に動く

給湯器で様々な問い合わせを受ける中、「ガス給湯器が勝手に動くんですけど…」という声も実は少なくありません。

  • 給湯器が勝手に動く…
  • 給湯器が勝手につく…
  • 給湯器が勝手に作動する…

これらはいずれも故障でないことが多いです。

中にはご家族の誰かが別の場所でお湯を使っていたのを「給湯器が勝手に動いた」と勘違いされたケースもありました。

実は勝手に動くケースはいくつかあります。

1.凍結予防運転で勝手に動く

冬場になると給湯器や配管が凍結破損を予防するために「凍結予防運転」をすることがあります。

メーカーによって様々ですが、リモコンに「雪マーク」や「雪だるまマーク」が表示されたことはないでしょうか?

凍結予防運転にはいくつかパターンがあります。

  • 凍結予防ヒーター運転
  • ふろ凍結予防運転(おいだき機能付の風呂給湯器)
  • 暖房凍結予防運転(暖房機能付の風呂給湯器)

給湯器内には凍結予防ヒーターが組み込まれており、給湯器内の配管凍結を予防してくれます。

また、おいだき配管はふろポンプで循環させて凍結を予防します。

そして、暖房配管は暖房ポンプで循環させて燃焼させるのが一般的です。(設定により燃焼の有無は異なる)

つまり、冬場などの寒い時期に「給湯器が勝手に動く」のは基本的に正常であり、給湯器が破損するのを守ってくれています。

中には止めてほしいという声も稀に聞きますが、給湯器が壊れるリスクを低減させる必要な内容だと理解しておくのも大切です。

 

では、冬場以外の寒くない時期に勝手に動く可能性はあるのでしょうか?

少なくとも「凍結予防運転」は考えにくいです。

しかし、勝手に動くという故障もなかなか考えにくいです。

冬季以外で「給湯器が勝手に動く」のは、正直現場の状況をみてみないと結論は出せない可能性が高いです。

しかし、一点だけ可能性があります。

2.定期自動運転で勝手に動く

給湯暖房機(暖房機能付き風呂給湯器)の場合は約1ヶ月に1回暖房ポンプを数分間回す機種もあります。

これは暖房システムの回路をケアするための配慮運転なので異常ではありません。

頻繁に動くモードでもないので気づく確率で考えるとこの事象とは考えにくいが、完全否定はできません。

ただ、定期的に勝手に動く場合は別の可能性を考えるべきでしょう。

いずれにしても、凍結予防も含めて給湯器は勝手に動くモードがあり、そのほとんどは正常であるということを知ってもらえればよいと思います。

「給湯器が勝手に動く」を診断する上でのチェックポイント4つ

基本的には故障でないことが多いですが、必ずしも故障ではないとも言い切れません。

明らかに異常な状態であればメーカーやガス会社に連絡をしてください。

その際に以下の内容がわかると判断材料のプラスになるので是非チェックしてみてください。

  1. 凍結予防運転ではないかの確認(外気温やリモコンの表示確認)
  2. 勝手に動く頻度や時間帯の確認
  3. 他の誰かが使用していないかを念のため確認
  4. 給湯器の修理や設置後すぐであれば、業者に確認(施工や修理時の不備など)

また、給湯器の使用後に音などが気になるケースであれば、しばらくポンプやファンが回っていることもあり、これも正常な運転です。(機種や設定により異なりますが数十秒~数分程度です。)

このような事象の場合、サービスマンが訪問した時に「勝手に動く」確率は非常に低いと思われます。

だからこそ状況はできるだけ詳細に伝えることをおすすめします。