【エラーコード 111】給湯器エラーの直し方を給湯器の開発経験者が解説

給湯器、111、ノーリツ、リンナイ

ガス給湯器(リモコン)のエラーコード 「111」、「11」とは?

給湯側の点火不良エラー

給湯器 エラーコード 111

111」「11」は給湯器の部品故障がなくても発生することが多いエラーで、修理不要で直ることも多いです。

リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス、長府製作所(chofu)、ハーマン、ガスター(YUMEX)、ナショナル、日立(ハウステック)、タカラスタンダード、TOTO、東京ガス、大阪ガス、東邦ガス、西部ガス

ガス機器メーカー・ガス会社に関係なく、「111」エラーの対象となる給湯器は日本中のガス給湯器です。

そして、「111」の場合は、外の天候(雨・風)とガスメーターに要チェックです。

  • 悪天候による点火不良で111(雨・風・湿気が点火を妨げている)
  • ガスメーターの点滅で111(ガスが止まっている)

他にも凍結、給排気口の閉塞、LPガス切れなども確認ポイントです。

まずは「111」「11」をリセットして診断

給湯器のリモコンリセット

  1. リモコンの運転スイッチを「切」にする
  2. 雨・風など、外の様子を確認
  3. ガスメーター・ガス栓・燃料(LPガス)の確認
  4. リモコンの運転スイッチを「入」にする
  5. お湯を出す
この操作で再びエラー「111」や「11」が出た場合、様々な原因追及が必要になってきます。

MEMO
「エラー111」が点滅すると、キッチン・洗面・シャワー全てのお湯が出なくなります。(※他にもU1、E06、06などと表示する機種もあります。)

ここからは、各事象についてより深く解説をしていきます。

1. 外が悪天候(雨・風)のケース

雨や風で給湯器にエラーコード 111

外は雨が降ったり、風が吹いたりしていませんか?

給湯器は台風に限らず、雨の日、風が強い日などに「エラーコード 111」のコールが増えます。

10年以上統計を取っていますが、悪天候の場合は時間が解決してくれる可能性が高いです。

(但し、使用年数が長いと雨風が故障のキッカケとなり、修理や交換が必要となるケースも多いです)

MEMO
給湯器の排気口に雨や風が入り込むことで、点火しにくい状況になっています。

また、微量の雨でも湿気が一時的に部品に影響を及ぼすこともあります。

故障ではない事例も多いので、他の項目も確認しつつ、少し時間を置いてみましょう。

2. ガスメーターのガスを復帰

ガスメーターの確認

ガスコンロはつきますか?ガスメーターは点滅していませんか?

地震がなくてもガスメーターがストップして「エラーコード 111」が点滅している可能性は十分考えられます。(私も3度経験済です)

ガスコンロがつかなければ、可能性大です。ガスコンロがなければ、ガスメーターの点滅していないか確認しましょう。

MEMO
ガスメーターは、猫がぶつかったり、イタズラで止まったりすることもあります。

給湯器からお湯が出ない時はチェックする価値は十分あります。

ガスメーターの復帰操作手順

ガスメーターは、戸建てなら屋外の玄関付近の外壁、アパートなら外に並列(部屋番号などが記載)、マンションなら共用廊下のメーターボックスの中などにあります。

  • STEP.1
    点滅確認
    ガスメーターの点滅を確認(点滅=ガスがストップ)
  • STEP.2
    注意事項1
    ガス臭くないかを確認(臭いがすれば復帰操作せずにガス会社に連絡)
  • STEP.3
    注意事項2
    ガス器具の使用を止めて、メーターガス栓以外のすべてのガス栓を閉める
  • STEP.4
    復帰操作
    復帰ボタンを押すと赤く点灯(キャップがついていれば外して押す)
  • STEP.5
    復帰確認
    再びランプが「点滅」になり、1~3分程度で消えれば完了
MEMO
閉めたガス栓を再び開けて、問題なくお湯が出れば解決です。

◆ガスメーターで解決した使用者の声(参考)

3. 給湯器の凍結の対処法(冬場)

冬,雪,凍結

凍結するほど寒いですか?

給湯器が日陰にある、風が当たりやすい、配管がむき出しになっている場合は、給湯器の体感温度はかなり低いため、天気予報では0℃以上であっても凍結する可能性は十分あります。

また、凍結の場合は「お湯が出ない」という意味では同じですが、エラーが出る場合と出ない場合があります。

MEMO
凍結した時の対策は、自然解凍を待つのが推奨です。
【急ぐ場合】
1.タオルの上からぬるま湯(30~40℃)をかける
2.ドライヤーで温める
3.低温のカイロで温める
注意
熱湯をかけるのは絶対に禁止です。配管が破損すれば、数万円レベルの出費が必要になってきます。

4. 給湯器の電源コンセントの抜き差し(強制リセット)

給湯器の電源

電源コンセントの抜き差し(電源リセット)を試しましたか?

給湯器の電源コンセントの抜き差しで「お湯が出るようになった」という事例は複数あります。

MEMO
原因としては、給湯器の一時的なシステムエラーなどが考えられます。

パソコンがフリーズして、強制シャットダウンをすれば復活するのに似ています。

※コンセントを抜くと、時計などの設定がリセットされるので再設定が必要です。

5.給湯器本体のガス供給を確認

給湯器のガス栓

ガスメーター以外でガスが止まっていないか確認しましたか?

決して多くはありませんが、次のような事例があります。

  • プロパンガス(LPガス)の燃料切れ
  • 給湯器下のガス栓が閉まっている(イタズラ含む)
  • ガスの開栓手続きをしていない(賃貸)
MEMO
給湯器が外にある場合、イタズラで電源を抜かれたり、ガスや水のバルブを閉められたりする事例が発生しています。念のためチェックしておきましょう。

6. 給湯器の周辺状況を確認

給湯器の周辺環境

給湯器本体や周辺に異常はないですか?

  • 排気口や給気口が塞がれている(異物、埃、蜘蛛の巣など)
  • 給湯器に風が集中しやすい設置場所である
  • 給湯器の上に雨どいなどがあり、水の影響を受けやすい設置場所である
  • 給湯器を意図的に囲っている(DIYなど)
MEMO
毎回ではなく、時々「エラーコード 111」が発生するご家庭は要確認です。

給湯器の掃除をして改善した事例もあります。

給湯器の「エラーコード 111」の修理依頼前に

 

故障でない場合は、(1)~(7)の対処で直るケースも多々あります。

雨や風が影響している場合は、すぐに改善しないこともあるので持久戦になる場合もあります。

直らない場合、メーカー以外の専門業者に修理相談する人も多いですが、最後までセルフチェックを追い求めるのであれば、まずはメーカーのフリーダイヤル(コールセンター)に相談することをおすすめします。

MEMO
特定機種での不具合や多発している状況などがあれば、他の利用者からもコールが入っていて、オペレーターから解決のヒントが出てくる可能性もゼロではありません。

メーカーに相談して、それでも直る見込みがなさそうな場合は、修理や交換の検討が必要かもしれません。

「エラーコード 111」点検時の「修理代の目安」

 

給湯器の修理代

給湯器の機種、対応する業者で修理の値段は違ってきますが、対応例をいくつか紹介します。

ガス栓やガスメーターの対応

出張費2,500~3,000円程度
部品代なし
技術料3,000~4,000円程度
合計5,500~7,000円程度

点火プラグ・フレームロッド交換

出張費2,500~3,000円程度
部品代400~1,000円程度
技術料3,000~4,000円程度
合計5,900~8,000円程度

※スパーク不良や周辺部分の掃除なども必要になると約3,000円~アップします。

ガスコントロール(ガス電磁弁・ガス比例弁)交換

出張費2,500~3,000円程度
部品代7,000~12,000円程度
技術料8,000~11,000円程度
合計17,500~26,000円程度

電装ユニット交換

出張費2,500~3,000円程度
部品代15,000~30,000円程度
技術料7,000~10,000円程度
合計24,500~43,000円程度
MEMO
上記の価格はあくまで参考です。

その中でも特に、ガス通路部品や電装ユニットの部品代は機種によって大きく異なるので、お使いの機種で正確な部品代の事前確認をおすすめします。

ガスメーター対応などでも修理を依頼すれば費用が発生するので、自分で解決できる範囲はチェックすることをおすすめします。