給湯器の中枢「電装ユニット」の基礎知識と異常時のアドバイス

給湯器の電装ユニット




2020年5月28日|最新情報更新しました

この記事の監修
竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
専門資格:ガス給湯器などの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

 

ガス給湯器には電装ユニット電子基板電装基板とも呼ばれる)という中枢部品が組み込まれています。

非常に重要な部品であり、この電装ユニットが故障すると高額修理になるケースも少なくありません。

この記事では、電装ユニットの基礎知識と、異常が疑われる場合の対処方法をご紹介いたします。

電装ユニット(電子基板)とは

給湯器には全て電装ユニットが入っており、人で例えると「頭脳」でもあり「心臓」でもあります。

電装ユニットは給湯器の様々な制御プログラムが書き込まれており、あらゆる主要部品と繋がっています。

つまり、この電装ユニットに故障や異常が生じるということは、「お湯が出ない状態になる」ということです。

さらに電装ユニットのエラー以外(他の故障や異常をお知らせするエラーコード)でも、対象部位が修理で直らなければ最終的に疑われるのが「電装ユニット」や「接続されている配線・コネクタ類」になります。

電装ユニットの故障が疑われる場合

電装ユニットの故障は高額になるケースが多くなります。

あらゆるエラーや異常に電装ユニットが関わっている可能性があり、修理依頼の結果電装ユニットの交換となる場合もあります。

電装基板本体の交換ともなれば、機種により異なりますが、部品代(定価ベース)だけでも2~3万円以上するものも多いです。

そしてプラス出張費や作業費用もかかってくるので4万円を越えるケースもあり、複合故障であれば、部品代と作業費用が更に上乗せされます。

1.給湯器の使用期間が長い場合

何らかの異常やエラーにより点検してもらった結果、修理で対応するか機器本体の交換で対応するかを選択しなければなりません。

特に、給湯器の寿命は10年と言われており、故障発生率は10年を越えてくると急激に上昇しますので、長期間使用している給湯器であれば、機器の寿命の可能性もあります。

使用頻度によっては7~8年でも寿命を迎えるケースもあります。

一度の修理であれば交換よりは安くはすみますが、寿命が近いと修理後に再度故障が発生するリスクもあり、結果的に「交換しておけばよかった…」となるケースも少なくありません。

そのため、使用期間が7~8年を超える場合は、このような状況になったときに「修理」と「交換」の2択を迫られても、慌てないように普段から給湯器の「ラインナップ」や「価格調査」などはしておくと賢く安く対応できるでしょう。

2.給湯器の使用期間が短い場合

給湯器の無償修理の保証期間は機種によって違いはありますが1~2年が一般的です。

では、給湯器の一部の部品に「別途指定の部品」があることをご存知でしょうか?

電装基板は基本的に「別途指定の部品」にあたり、少し長めの保証期間が設定されていることが多いです。

通常使用による自然故障であれば、3年や5年など(※メーカーや機種により個別に設定されている)の場合もあります。

知らないまま有償の修理を依頼してしまうと費用がかかってしまうため、修理が必要となった場合は、取扱説明書と保証書を必ずチェックして保証期間を把握しておきましょう。

「電装基板」「リモコン」「ポンプ」「ファンモーター」「熱交換器」などが対象となるケースが多いです。(※メーカーや機種によって異なるので、必ずお使いの機種を確認するようにしましょう)

修理の電話相談の時に「電装ユニットの故障だけなら、無償になりますよね?」など、業者に予め確認しておくと、安心して依頼できると思います。

故障しないのが一番ですが、もしもの時の知識や備えも大切です。

 

以上、給湯器の電装ユニットの基礎知識と異常時の対応方法をご紹介いたしました。

給湯器のエラーや異常が発生し、電装ユニットの故障が疑われる場合は、メーカーやガス会社、賃貸の場合は管理会社や大家さんに相談するようにしましょう。

 

文:ガス専科編集部 記事監修:竹節 倫敦(液化石油ガス設備士)


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