給湯器の中枢「電装ユニット」の基礎知識と異常時のアドバイス2つ

給湯器の電装ユニット

ノーリツやリンナイなど、ガス給湯器には電装ユニット(電子基板)という中枢部品が組み込まれています。もし、この電装ユニットが故障すると高額修理になるケースも少なくありません。

今回は電装ユニットの基礎知識と、使用期間が7~8年ほどの方には緊急時に焦らないためのコツを、そして使用期間が短い方には故障時に損をしないコツを紹介します。

給湯器の「電装ユニット(電子基板)」の基礎知識

給湯器といえばノーリツやリンナイ、東京ガスや大阪ガスなどが有名どころですが、世の中の給湯器には全て電装ユニットが入っています。人で例えると、「頭脳」でもあり「心臓」でもあります。

電装ユニットは給湯器の様々な制御プログラムが書き込まれており、あらゆる主要部品と繋がっています。

つまり、この電装ユニットに故障や異常が生じるということは、「お湯が出ない状態になる」ということです。

さらに電装ユニットのエラー以外(他の故障や異常をお知らせするエラーコード)でも、対象部位が修理で直らなければ最終的に疑われるのが「電装ユニット」や「接続されている配線・コネクタ類」になります。

電装ユニットの故障時のアドバイス2つ

まずは、基板故障は高額になる可能性が高いということを知っておきましょう。修理を依頼すると、最悪は「電装ユニット交換」というケースも少なくありません。前述のとおりあらゆるエラーや異常に「電装ユニット」が関わっている可能性があるからです。

もし、電装基板本体の交換ともなれば、機種により異なりますが、部品代(定価ベース)だけでも2~3万円するものも多いです。そしてプラス出張費や作業費用もかかってくるので4万円を越えるケースも出てきます。もしも複合故障であれば、部品代と作業費用が更に上乗せされます。

1.使用期間が長めの人へアドバイス

もし、お使いの給湯器が5~6年以下なら交換するのは早い気がしますし、多くの方は電装ユニットの故障でも修理対応する印象です。しかし、7~8年あたりからは判断が難しくなってきます。理由としては、給湯器を安全に使う上では、寿命(交換時期)の目安は10年と考えることが多いですが、使用頻度によっては7~8年でも寿命を迎えるケースもあるからです。

一度の修理であれば交換よりは安くはすみますが、寿命が近いと修理後に再度故障が発生するリスクもあり、結果的に「交換しておけばよかった…」となるケースも少なくありません。ですが、修理の段階で「給湯器の交換検討や準備」ができている人は少なく、とりあえず修理で延命する、あるいは無計画のまま勢いで交換するケースが多い印象です。

ですので、使用期間が7~8年目の場合は、このような状況になったときに「修理」と「交換」の2択を迫られても、慌てないように普段から給湯器の「ラインナップ」や「価格調査」などはしておくと賢く安く対応できるでしょう。

寿命年数や交換時期のポイントは以下の記事で根拠を基にかなり詳しくまとめていますので是非参考に。
給湯器の交換時期は賢く判断!「ガス給湯器の寿命」を専門家が徹底解説

2.使用期間が短い人へアドバイス

給湯器の無償修理の保証期間は1年という認識の方が多いのではないでしょうか?機種によって違いはありますが1~2年が一般的です。では、給湯器の一部の部品に「別途指定の部品」があるのを知っていますか?おそらくほとんどの人は知らないでしょう。

電装基板は基本的に「別途指定の部品」にあたり、少し長めの保証期間が設定されていることが多いです。通常使用による自然故障であれば、3年や5年など(※メーカーや機種により個別に設定されている)の場合もあります。

ですが、修理依頼をした業者が無知、あるいは悪意があれば、「1年の保証期間が過ぎているので有償ですね!」と言われても特にユーザーさんは「1年過ぎてるからそうですよね…。」としかならないでしょう。

修理の場合は、取扱説明書と保証書を必ずチェックして保証期間を把握しておきましょう。「電装基板」「リモコン」「ポンプ」「ファンモーター」「熱交換器」などが対象となるケースが多いです。(※メーカーや機種によって異なるので、必ずお使いの機種で確認が必須です!)

修理の電話相談の時に「電装ユニットの故障だけなら、無償になりますよね?」など、業者に予め確認しておくと、安心して依頼できると思います。故障しないのが一番ですが、もしもの時の知識や備えも大切です。

 

今回は電装ユニットをテーマに解説しましたが、他の部品故障でも慌てないことが理想です。給湯器は私生活においてかなり存在感が薄いと思うので、少し気にしてあげると状況も変わる気がします。