ガス給湯器エラーコード【 640 】【 642 】【 643 】

2020年5月22日｜最新情報更新しました

この記事の監修

竹節倫敦（たけふしともあつ）: 専門資格：ガス給湯器などの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士（国家資格）に加え、高圧ガス販売主任者第二種、丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

ガス給湯器で64から始まるエラーコード 640 642 643 が表示された場合、主な原因はポンプ異常によるエラーとなります。

給湯器のエラー 640 642 643 の内容

エラーコードの主な内容は次の通りです。

メーカー等によって表現は異なりますが、いずれもポンプにかかわるエラーとなります。

ポンプには、ドレン排水を送り出したり、給湯器から浴槽にお湯を送り出したり、循環させたりする役割があります。

※ドレンは、省エネタイプの給湯器、エコジョーズで排出される酸性の液体で、中和器で中和して給湯器の外に排出します。

このポンプに異常がある場合にエラー640 642 643が表示される可能性があります。

完全に故障や異常が生じていれば、何度運転してもエラーが出るので、一度リセットして確認してみましょう。

エラーが出なかった場合は、一時的なシステムエラーの可能性もありますので、しばらく様子を見るようにしましょう。

エラーが再度表示された場合は、ポンプ等の故障の可能性があります。

ただし、ポンプの故障の可能性もあれば、配線やコネクタの異常、電装ユニット（基板）の故障なども考えられます。

利用者側で診断は難しいため、メーカー等専門家に相談するようにしましょう。

また、修理依頼の際にはできるだけ情報は詳しく伝えておくとよいでしょう。

訪問前でも状況がある程度わかれば、原因を絞りこめる場合もあります。

修理が必要になった場合に、概算費用を聞く材料としても重要ですし、スムーズな解決にもつながりやすくなります。

また、給湯器の故障発生率は10年を越えてくると急激に上昇しますので、長期間使用している給湯器であれば、機器の寿命の可能性もあります。

使用年数が10年近い場合などは、高額な修理代になった場合に「給湯器の交換」というのも視野にいれておいたほうがよいかもしれません。

以上、エラーコード 640 642 643の原因と対処法をご紹介いたしました。

確認の結果修理や点検が必要になった場合は、メーカーやガス会社、賃貸の場合は管理会社や大家さんに相談するようにしましょう。