2020年4月15日|最新情報更新しました
- 竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
- 専門資格:ガス給湯器などの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種、丙種ガス主任技術者の資格も保有している。
ガス給湯器でエラーコード 161 が表示された場合、エラー内容は給湯温度出湯異常、給湯沸騰検知となります。
給湯部(キッチン・洗面・シャワー)の高温を検知した場合にエラーとして表示される可能性があります。
症状としてはお湯が出ない状態となり、給湯器が故障している可能性もあります。
給湯器 エラー 161 の内容
ノーリツのエラー 161
- 症状・内容:給湯出湯温度異常(高温検知)
- 診断・対処:給湯出湯サーミスタの異常、ガス比例弁の故障、ガス電磁弁の故障
リンナイのエラー 161
- 症状・内容:給湯沸騰検知、熱交換器(給湯回路)の凍結
- 診断・対処:ガス比例弁の故障、熱交換器(給湯回路)の凍結
パロマのエラー 161
- 症状・内容:給湯出湯温度異常
- 診断・対処:出湯サーミスタ・ガス比例弁の確認
【補足】東京ガス、大阪ガスなどは、基本的に各製造メーカーのエラー内容と共通です。
給湯器 エラー 161 の対処法
ガス給湯器のリセット操作をしてみて、再度エラーが点滅する場合は点検が必要となります。
まずは、リモコンで運転リセット操作を行ってみてください。
- リモコンの運転スイッチを「切」にする
- リモコンの運転スイッチを「入」にする
- もう一度お湯を出してみる
この操作で再びエラー「161」が出ず、お湯の温度も正常であれば、しばらく様子をみてください。
故障でない可能性もあるので、次の2点は確認しておいてください。
- リモコンの運転リセットをしてみる
- 出湯量が十分出ているかを確認しておく(流量が少ないと熱くなりやすい)
一時的なシステムエラーであれば、エラーが出なくなる可能性もありますが、再発する場合は点検の相談をおすすめします。
以上、エラーコード161の内容と対処法をご紹介いたしました。
リセットを試した後も繰り返しエラーが出てしまう場合は、ガス会社や専門の業者、賃貸の場合は管理会社や大家さんに相談するようにしましょう。
文:ガス専科編集部 記事監修:竹節 倫敦(液化石油ガス設備士)
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