給湯器のエラーコード140・14は「高温注意」?修理代はいくらかかる?


ガス給湯器のリモコンに「140」や「14」のエラーが表示された場合、高温のお湯が出るリスクがあり、給湯器が機器停止させている状態です。ノーリツやリンナイ、パロマ、パーパスなどでエラー内容の表現は微妙に異なりますが、基本的な内容は類似しています。

  • リンナイ:温度ヒューズ・過熱防止装置作動
  • ノーリツ:過熱防止装置作動
  • パロマ:壁面火災防止装置(温度ヒューズ)作動
  • パーパス:ハイリミットスイッチ作動、元ガス電磁弁駆動回路異常

お湯を出していた時にエラーが出た場合は「給湯回路」、暖房をつけていたときにエラーが出た場合は「暖房回路」の異常が考えられます。

大阪ガス、東京ガス、ハーマン、長府製作所(chofu)、ガスター(YUMEX)、日立(ハウステック)、ナショナル、タカラスタンダード、TOTOなどは、各製造メーカーのエラー内容がベースになっています。

給湯器のエラー140や14は修理が必要?

まず、140や14は、数あるエラーコードの中でも、部品故障や異常な状態になっている可能性が高いエラーです。仮にエラーリセットで一時的にエラーが消えても、潜在的に異常が隠れているリスクもあり、点検・修理は必須と考えてください。

筆者もエラーコード140や14の現場は数々経験してきましたが、現場での処置方法も様々です。同じエラーでも故障している部品や箇所が同じではないんです。手直しだけで直る場合もあれば、最悪の場合は電装基板や熱交換器の交換が必要な場合もあります。

部品交換が不要で点検と手直し程度で済む場合は、修理代は1万円以内に収まることもありますが、部品交換が伴う場合は、かなり高額になることも多いエラーです。後ほど、いくつか例を紹介しますが、場合によっては5万円以上かかる場合もあります。

また、使用年数が8~10年以上で経年劣化が進んでいる場合は、給湯器の交換検討が必要になる場合もあります。

エラー140・14は自分で直せるか?

基本的に利用者自身で処置できる内容はありません。

私もメーカー在籍時は、電話で点検や修理の必要性が必要とお伝えしても、まずは自分で解決しようとリセット操作などを試みる方が多いのも事実です。ですが、メーカーや業者も現場を見ないと原因の特定できないので、基本的にアドバイスのしようがありません。

エラーが再発するどうかだけでも自分で確認したい場合

エラーによっては、リモコンのリセットだけで直る場合もあるので、140や14エラーの場合も「無駄な修理代は払いたくない」「リセットで直るかも?」と試してみたくなるのが普通だと思います。

決して推奨はできませんが、自分でリモコンのエラーリセットを試す場合は、「高温のお湯が出てくるリスクがある」ことを認識した上で、以下の確認方法があります。

  • 給湯器の運転を全て停止する
  • リモコンの運転スイッチを「切」にする
  • もう一度、リモコンの運転スイッチを「入」にする
  • エラーが一時的に消えれば、エラー発生時と同じ操作(お湯を出す、暖房をつける)を行う
シャワーでの確認は危険なので絶対にやめましょう。キッチンなどの蛇口でやけどに注意をしながら、エラーが再発しないかを確認してください。

エラーが消えても相談は必要

140や14エラーの場合、回路の配線ショートや接触不良など、不安定な状況の場合もあります。このような場合、一時的にエラーが出たり、出なかったりすることもあります。言い換えれば、「使える状態」と「危険な状態」を繰り返すような状況とも捉えることができます。

仮にエラーが消えたとしても、「何らかの異常が隠れている可能性は非常に高い」です。

特に使用年数が8~10年以上の場合は、要注意です。

リセット操作でエラーが消えても、そのまま使用することはリスクがあるのでおすすめしません。必ずプロに相談をしておきましょう。どうしても修理に抵抗がある場合は、メーカーのコールセンターに相談してアドバイスをもらってください。また、エラーリセットを試された場合は、リセット後の再操作でエラーが出たかどうかを伝えることで、原因が絞れる可能性もあります。

参考記事 給湯器の寿命年数と交換時期の考え方▽

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給湯器のエラーコード 140・14の修理代の目安(参考)

ガス給湯器の140や140エラーの修理代の目安をいくつか紹介します。不具合の状況や対応業者、機器型式(内部構造)によっても、修理代は異なってきます。

温度ヒューズ切れの対応

出張費 2,500~3,000円程度
部品代 1,000~3,000円程度
技術料 7,000~10,000円程度
合計 10,500~16,000円程度

給湯バーナー交換

出張費 2,500~3,000円程度
部品代 5,000~10,000円程度
技術料 7,000~10,000円程度
合計 14,500~23,000円程度

熱交換器の交換

出張費 2,500~3,000円程度
部品代 15,000~35,000円程度
技術料 10,000~20,000円程度
合計 27,500~58,000円程度

給湯器のエラー140、14は寿命のサインの場合もある

給湯器の故障発生率は10年を越えてくると急激に上昇します。使用頻度が高ければ、7~8年で10年相当の運転をしている可能性もあります。

そして、140や14エラーも長期使用(経年劣化)において発生しやすいエラーの一つです。

また、使用年数が浅くても発生するケースもありますが使用年数が長いほど、熱交換器の損傷などのリスクも高くなり、修理代も高額になりがちです。

給湯器を8~10年以上使用している場合は、高額修理の可能性も考慮して、給湯器の交換を検討するのも一つの選択肢だと考えます。

参考記事 給湯器の交換業者・費用・口コミの考え方▽

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