ガス給湯器エラーコード【 430 】【 432 】【 433 】

2020年5月20日｜最新情報更新しました

この記事の監修

竹節倫敦（たけふしともあつ）: 専門資格：ガス給湯器などの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士（国家資格）に加え、高圧ガス販売主任者第二種、丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

ガス給湯器のリモコンに43から始まる「430」「432」「433」のエラーコードが表示された場合、主なエラーの理由は下記の表の通りとなります。

どのエラーも、給湯器の水位を確認するセンサーや電極といった部品に異常がある場合に表示される可能性があるエラーコードです。

エラー 430 432 433の内容

エラー 430 432 433は、それぞれエラーの内容が異なるものの、基本的には水位に関係する部品の異常や故障によって発生するエラーです。

例えば、フルオートタイプの給湯器の場合、風呂自動湯はりをすると設定水位までお湯はりしたり、浴槽のお湯が少なくなれば自動で設定水位にたし湯してくれます。

これらは全て「水位センサー」が働いて制御してくれているのです。

その水位センサや電極等に異常が生じると、エラーとして表示されます。

ただし、必ずしも部品の故障が原因ではなく、コネクタの接続不良（施工不良）や循環アダプターの詰まりなど、給湯器本体には問題が無い場合でもエラーが発生する可能性はあります。

基本的にエラー 430 432 433が表示された場合、専門の業者に修理・点検を依頼しなければ、正常な状態に戻すことはできません。

ですが、「エラーが点滅表示＝故障」とは言い切れません。

まずはリモコンでエラーをリセットしてみて再操作してみましょう。

エラーが消えた場合は、一時的なシステム不調の可能性もありますので、しばらく様子を見るようにして下さい。

再度エラーが出る場合は、故障や異常の可能性が高くなります。

エラー432の場合は、循環アダプターの詰まりが原因の可能性もあるので、普段の掃除の際などにアダプターの掃除をしていない場合は、メンテナンス実施後にもう一度リセット操作を試してみましょう。

また、故障以外にも新築や給湯器を交換した後、なんらかの修理・点検後などにエラーが表示された場合は、施工時のミスによってエラーが表示される場合もあります。

メーカーやその他業者に依頼をしてしまうと、前回の担当業者の施工ミスでも費用が発生するので、心当たりがある場合は、まずは担当業者に相談するのがよいでしょう。

以上、エラーコード430 432 433の原因と対処法をご紹介いたしました。

自身での対処は難しいエラーのため、メーカーやガス会社、賃貸の場合は管理会社や大家さんに相談するようにしましょう。