ガス給湯器エラーコード【 651 】【 661 】

2020年5月22日｜最新情報更新しました

この記事の監修

竹節倫敦（たけふしともあつ）: 専門資格：ガス給湯器などの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士（国家資格）に加え、高圧ガス販売主任者第二種、丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

ガス給湯器でエラーコード 651 661 が表示された場合、主な原因はサーボ異常によるエラーとなります。

給湯器のエラー 651 661 の内容

エラー651 661が表示された場合、主な内容は次の通りです。

エラーコード	主なエラーの理由
651	水量サーボ異常、水量調整弁全開位置検出不良、水制御弁異常
661	バイパスサーボ異常、バイパス弁異常

メーカー等によって表現は異なりますが、いずれもサーボや水回路の部品故障にかかわるエラーとなります。

給湯器の状態によっては、お湯の温度に影響が出る（高温になる）可能性があるので、注意が必要です。

設定温度よりも高いお湯が出るなど異常が出た場合は、使用を控えてメーカーなどに相談してください。

エラーが出た場合は、まずエラーリセットを試してみましょう。

エラーリセットは、給湯器のリモコンで操作を行います。

完全に故障していたり、異常があれば「651」や「661」が再度表示されます。

エラーが消えた場合は使用を続けることができますが、表示が出なくなった場合でも注意が必要です。

お湯の温度が正常であれば様子見でもよいと思いますが、「お湯が熱い」「湯温が安定しない」といった異常が出る場合は、メーカーなどに相談することをおすすめします。

また、給湯器の故障発生率は10年を越えてくると急激に上昇しますので、長期間使用している給湯器であれば、機器の寿命の可能性もあります。

7～10年近い場合で「お湯の温度異常」が出始めた場合は、給湯器内の部品劣化などが影響している可能性が高くなってきます。

このような症状も経年劣化のサインになります。

使用年数が10年近い場合などは、高額な修理代になった場合に「給湯器の交換」というのも視野にいれておいたほうがよいかもしれません。

以上、エラーコード651 661の原因と対処法をご紹介いたしました。

自身での対処は難しいエラーのため、リセット操作を行ってもエラーが消えない場合は、メーカーやガス会社、賃貸の場合は管理会社や大家さんに相談するようにしましょう。