2020年6月8日|最新情報更新しました
- 竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
- 専門資格:ガス給湯器などの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種、丙種ガス主任技術者の資格も保有している。
給湯器のリモコンの多くは時計機能が入っています。
給湯器の時計がリセットされて点滅していたり、時間がズレていたりする場合は、再設定する必要があります。
時計設定をしなくてもお湯は出ますが、給湯器の時計合わせをしておくことでメリットもあります。
この記事では、時計合わせの設定方法とメリットをご紹介いたします。
給湯器リモコンの時計の合わせ方
リモコンの時計合わせは基本的に台所リモコンで行うのが一般的です。(浴室で設定できる機種はごく一部です)
そのリモコンの時計合わせですが、機種によってスイッチの名称が異なります。
- 時計あわせ
- 現在時刻
- 時計のイラスト
- メニュー内に時計の項目が隠れている
また、時計設定の流れも微妙に違ってきます。
- 時計設定を選択 ⇒ 温度スイッチ(▲▼)で調整
- 時計設定を選択 ⇒ 温度スイッチ(▲▼)で調整
- 時計設定を選択 ⇒ 「時」「分」スイッチで調整
- メニュー ⇒ 時計設定を選択 ⇒ 温度スイッチ(▲▼)で調整
- 運転をOFFにする ⇒ メニュー ⇒ 時計設定を選択 ⇒ 温度スイッチ(▲▼)で調整
そして、最終的に時刻を確定させる方法も異なります。
- 時計あわせスイッチで確定
- 現在時刻スイッチで確定
- 時計のイラストスイッチで確定
- 決定スイッチで確定
- OKスイッチで確定
他にも細かい違いはありますが、ややこしいのは「メニュー」から探す場合ぐらいで、「時計」の項目さえ見つければ、基本的にやることは類似しています。
上記で紹介した内容の組み合わせで、ある程度のリモコンは対応できると思います。
リモコンを確認しても設定の操作方法が分からない場合は、取扱説明書を確認してみて下さい。
取扱説明書が見つからない場合は、リモコンの型式を控えておき、メーカーの公式HPで説明書を確認してみましょう。
- 時計を合わせておくメリット
- 時計を設定しておくメリットは4つあります。
- 台所やお風呂で時間がわかる
- お風呂の予約ができる
- エネルック機能が使える(機能搭載製品の場合)
- 停電した時にリセットされるので状況が分かりやすい
特に4については、落雷による停電が起きる場合もあり、急にお湯が出なくなって困ることがあります。
しかし、リモコンを確認してみて時計設定がリセットされている場合は、停電や落雷が原因と判断する材料となります。
(※)設定していなければ、常に「-:--」「0:00」状態なので、停電などがあっても気づきません。
時計がリセットされるケース
給湯器のリモコンは給湯器から電源を取っています。
つまり、給湯器の電源が落ちるとリモコンの電源も落ち、時計がリセットされます。
- 停電
- 落雷
- ブレーカーが落ちた
- 電源プラグを抜いた
- リモコンの配線が切れかかっている
- 給湯器に異常が生じている
お湯が出ない時にリモコンがリセットされていれば、「何かあった」と想定できます。
設定が面倒で「-:--」「0:00」のような状態で点滅したままの方もいらっしゃると思いますが、メリットもあるので是非設定しておくことをおすすめします。
以上、給湯器の時計合わせのメリットと設定方法をご紹介いたしました。
もしも、停電や電源プラグの抜け以外でリモコンの時計機能がリセットされてしまったり、操作ができなくなるなどの異常が出た場合は、メーカーやガス会社、賃貸の場合は管理会社や大家さんに相談するようにしましょう。
文:ガス専科編集部 記事監修:竹節 倫敦(液化石油ガス設備士)
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