エラーコード「521」は給湯器の給湯が使えなくなるエラーで、ガス比例弁やその回路の故障や異常が考えられます。
- シャワーのお湯が出ない
- 洗面のお湯が出ない
- キッチンのお湯が出ない
いずれにしても、まずは給湯器のリモコンでエラーリセットをして、エラーが消えるかを確認してみましょう。
- 全ての蛇口を閉める
- リモコンの運転スイッチを「切」にする
- リモコンの運転スイッチを「入」にする
- どこでもいいので、お湯を出してみる
もし、ガス比例弁が故障していたり、配線が断線しているなどの異常がある場合は、お湯を出した時点で「521」が再び点滅表示して、お湯が出なくなると思います。
では、「521」が表示されず、問題なくお湯が出た場合はどうでしょうか?
この場合は、ひとまず使用は可能となりますが、一つ注意点があります。
それは、完全に故障していない不安全な状態で、一時的に復活している可能性もあるということです。
不安全な状態”]配線やコネクタなどに異常があるも、接触でエラーが出たり出なかったりする状態など
ガスの回路に関わるエラーなので、エラーが出なくなっても、メーカーなどに確認しておくほうがよいでしょう。
また、リンナイ、パロマの「521」の個別のエラー内容も見ておきましょう。
ガス給湯器のエラー 521【メーカー別】
リンナイのエラー 521
- 症状・内容:給湯ガス比例弁異常
- 診断・対処:回路の断線や短絡などの確認が必要
パロマのエラー 521
- 症状・内容:給湯ガス比例弁回路(電流)異常
- 診断・対処:給湯比例弁の確認又は電装基板
メーカーに関係なく、利用者で対処できる内容はありません。
エラーコード「521」の修理代の目安は?
給湯器の修理代については、機種や故障内容、対応業者によって異なりますが、ガス比例弁に関連する部品交換が必要な場合は2万円前後の費用が必要になることが多いです。
また、電装ユニットの交換が必要な場合は3~4万円程度になることもあります。
金額が大きくなるケースもあるので、発生状況や使用年数などの情報をできるだけ伝えて、概算費用を事前に確認しておくことをおすすめします。
使用年数によっては給湯器の寿命故障も考えられるので、10年近く経っている場合は交換の可能性も視野にいれておくことをおすすめします。
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