【異音】給湯器の音がうるさい【うなり音・振動音・ピー・ブーン…】

音・異音が気になる

給湯器の音がうるさい、異音がする | 自宅、隣の家、マンション、戸建て、アパート

編集部

給湯器の音がうるさい、異音がするとの声が多いですが、正常なのか、異常なのか、判断ができません!

このページでは、これまで「1,000台以上の給湯器の音鳴り」を確認してきた経験を基に、解決に向けたポイントや対処法を紹介します。

ノーリツ、リンナイ、パロマ、パーパス、長府製作所(chofu)、ハーマン、タカラスタンダード、ナショナル、ガスター(YUMEX)、日立(ハウステック)、TOTO、東京ガス、大阪ガス、東邦ガス…

音の表現は様々ですが、音が鳴っている事実があるので解決が必要ですね。

まずは「音」を理解する

給湯器

ガス給湯器の設置環境や設置状況は様々ですし、住まいの環境も様々です。

給湯器に限らず、生活していると何かと気になる音や異音、ノイズが出てきます。

「音」というのは人それぞれ感じ方も違えば、同じ音でもうるさいと気になる人、気にならない人がいます。

駅近に住んで、電車の音でストレスを抱える人もいれば、全く気にならない人もいます。

同じ状況でも感じ方の個人差が大きいのが「音」の特徴でもあります。

アドバイザー

「給湯器の音」と一言で言っても、音の捉え方・感じ方は人によって違います。

ブーン、ウーン、ブオーン、ボー、ゴー、シュー、ヒュー、ヒューン、ピー、キーン、カタカタ、コンコン、パチパチ、ボコボコ…

また、給湯器の音の種類も様々です。

高い音、低い音、振動音、排気音、燃焼音、うなり音、ファンモーターの音、ポンプの音、湯はり音、床暖房の音、凍結防止(凍結予防運転)の音、配管の水が流れる音…

また、設置状況についても様々です。

戸建て、マンション、アパート、壁掛設置、据置設置、PS(パイプシャフト)設置、庭、ベランダ、外壁、隣家との間…

音は一度気になり始めると、普段は気にならないような小さな音でも「異音・ノイズ」として感じてしまい、生活に悪影響を及ぼします。

場合によっては、隣人とのトラブルになることもあるので、なんとか解決したいと思う人がほとんどです。

MEMO
給湯器の故障や異常による異音の場合もあれば、正常な音(規格内)の場合もあり、「音がする=故障」とは言い切れません。

給湯器のうるさい音、あなたはどう伝えますか?

異音確認

1.音の表現方法

メーカーへの電話問い合わせやネット検索でも多いのが、「ブーン」という表現の音です。

では、給湯器の「ブーン」という音は何なのでしょうか?

メーカーや機種によって必ずしも同じとは限りませんが、ノーリツやリンナイ、東京ガスや大阪ガスの主要な給湯器ブランドで確認する限り、基本的には以下の表現となっています。

ブーンという表現:ファンの回転音

ウーンという表現:ポンプの回転音

ファンの回転音を「ブーン」と表現する人もいれば、「ウーン」、「ヒューン」「ウィーン」「回転音」と表現する人もいます。

ポンプの回転音を「ウーン」と表現する人もいれば、「ブーン」、「ウィーン」、「振動音」、「回転音」と表現する人もいます。

MEMO

中にはUFOが飛ぶような音がするとコールがあった時もありました。

つまり、情報の精度にもよりますが、音の表現情報だけで完全に原因を特定するのは、非常に困難なのが現実です。

(経験が豊富なサービスマンなら、ある程度は絞り込める場合もあります。)

2.どのタイミングで音が鳴っているかは重要

アドバイザー

給湯器は運転状況によって、作動する部品は変わってくるので、「どのタイミングで音鳴りしているか」がポイントになってきます。
  • (例)お湯を出している時に「ブーン」や「ウーン」という音であれば、燃焼ファンモーターの可能性が高い。
  • (例)追いだき終了後に「ブーン」や「ウーン」という音であれば、ポンプの可能性が高い。
MEMO
ブーン、ウーン、ヒューン・・と音が曖昧でも、「運転状況」と「どのタイミングで音がするか」の情報が加わることで、原因を絞り込みやすくなります。
運転状況の確認
  • 給湯運転の時ですか?
  • 湯はり運転の時ですか?
  • 暖房運転の時ですか?
  • 給湯と暖房の同時使用の時ですか?
音が鳴るタイミングの確認
  • 運転立ち上げ時ですか?
  • 運転中ですか?
  • 運転を止めた後ですか?
  • 最初から最後までずっと鳴っていますか?

早期解決をするためには、この内容は必要不可欠です。

3.音が聞こえる場所と状況も重要

アドバイザー

給湯器の音はどの場所で確認していますか?

例えば、「給湯器の前に行くと音がうるさい」と「給湯器の音が部屋の中まで聞こえてくる」では大きく状況が変わってきます。

音が聞こえる場所や状況の確認
  • 給湯器の前で音が聞こえますか?
  • 部屋の中でも音が聞こえますか?
  • 給湯器は振動していますか?
  • 音が聞こえる部屋は給湯器のすぐ裏ですか?
  • 他の部屋でも聞こえますか?
  • お風呂の中でも聞こえますか?
  • 壁に耳を当てなくても聞こえますか?
  • 音の鳴る時間帯に規則性はありますか?

ここまで抑えておけば、かなり絞り込みやすくなり、サービスマンが事前に準備する部品も変わってきます。

給湯器が原因でない場合もある

部屋の中で聞こえる音にもいろいろあります。

  • 空調の音ではないですか?
  • 冷蔵庫の音が共鳴していませんか?
  • 換気扇の音ではないですか?

非常に稀なケースですが、マンションなどの構造が影響していたケースなどもありました。

  • マンションの給湯器を設置するPS(パイプシャフト)の構造の不備
  • マンションの部屋外の設備音の共鳴

情報が多ければ絞り込むことは可能ですが、現場確認をせずに「音」の完全特定は難しいです。あくまで推測になってしまうのが現実です。

プロが現場確認せずに「正常」と決めるのは危険

アドバイザー

ここまでは、音の表現方法、聞こえる場所、鳴るタイミングなどの説明をしてきましたが、もう一つ重要なポイントがあります。

それは、音の大きさと変化です。

給湯器の音に関して書かれている多くのサイトを見ると、いくつか気になることがあります。

他サイトの安易な情報に注意
  • 正常な音も異音と書かれている
  • 音の表現(ブーン・ピーなど)だけで、正常・異常が分類されている

例えば、ファンやポンプが動いている時であれば、前述のとおり「ブーン」や「ウーン」という感じの表現が一般的です。

しかし、「ブーン」「ウーン」の音だったとしても、必ずしも正常とは言い切れません。

音の変化に注意
本来は正常であるはずの「ブーン」「ウーン」などの音も、音が大きくなっていたり、音質が変わったりしていれば、異常な状態(異音)になっている可能性もあります。

明らかに異常音の場合は別ですが、微妙な場合は「正常な音の大きさ」「異常な音の大きさ」を使用者で判断するのは難しいです。

MEMO
給湯器の燃焼音を例にすると、正常時でも「ボッ」という着火音はしますが、「ボー」「ボウッ」「ポン」「ボン」と表現する人もいます。

ですが、「ボン!」という表現だった場合、異常な状態も推測できます。つまり、プロが現場に行かずして結論を出すのは危険なケースもあるということです。

給湯器の音は、実際の音の大きさや質、変化、給湯器の状態などもあわせて、総合的に判断する必要があります。

給湯器の音の結論(個人的見解と経験論)

アドバイザー

給湯器の音については、プロや専門家でも判断に悩むケースが多々あります。

正常な音か異常な音かを自分だけで見極めるのは非常に難しく、ネットでいくら情報を探しても、あくまで可能性や憶測にすぎません。

メーカーやガス会社に電話でヒアリングしても、現場を見ずして明言するのは難しいと思います。

正常音と異常音の線引き

給湯器の騒音測定

断定するのは難しくても、もう少し判断材料は欲しいと思います。

そこで、私なりの現場経験に基づいた見解をお伝えします。

あくまで参考レベルではありますが、音の種類を大きく2パターン(AとB)に分けてみました。

(※あくまで憶測ということが大前提です。)

 

A(異常なレベル)
「大丈夫? やばくない? 怖い! なんか心配! 気になって頭から離れない…」と、不安・ストレスを感じるような音

Aのレベルの場合、正常か異常かに関わらず、メーカーやガス会社(賃貸なら管理会社や大家さん)に相談すべきと考えます。

結果的に異常はなかったとしても、生活やメンタルに悪影響を及ぼす可能性が高く、早々に原因追及をして解決させるべきと判断します。

B(問題ないレベル)
「なんか気になるなぁ。 耳ざわりだなぁ。」というレベルの音、気にしなければ聞こえない、忘れるレベルの音

但し、Bのレベルだった場合でも、絶対に異常がないという確証はどこにもありません。

まずは取扱説明書を必ず確認して、音に関するQ&A(アドバイス)を探し、それでも解決しなければ相談するという感じでよいかと思います。

但し、A・B関係なく次の内容には要注意です。

共通の注意事項
  • ガス臭い、異臭を感じる場合
  • 音が急に出てきたり、だんだん大きくなってきた場合
  • 燃焼の共鳴音、爆発音、配管の共鳴音などがする場合(例:ピー、ボン!、ゴン!、キーンなど)
  • うなり音(波うつような音)
  • 使用年数が長く、音などが気になってきた場合(経年劣化の可能性)
  • その他、違和感や異常を感じたら、安全・安心優先でまずは相談

※給湯器の異音は、故障・寿命・危険をお知らせするサインである場合もあります。

【補足解説】異常の可能性が高いと思われる音

ホラ貝のような音や笛のようなピーという音
空気とガスのバランスが崩れている、燃焼に異常が出ている、ファンモーターなどの不具合が生じている可能性が高く、異常音の可能性は十分あります。経年劣化の可能性も高いです。
爆発音(小さな爆発音も含む)
着火時に爆発着火をしている可能性があります。また、ガス臭い場合は不完全燃焼を起こしている可能性があるので使用するのを止めて修理の依頼が必要です。
燃焼室の共鳴音
燃焼音が排気筒と共鳴して大きな音(異常音)として発生するケースがあります。排気筒に抵抗をつけるなどの処置が必要になります。
配管の共鳴音(衝撃音)
ウォーターハンマーによる音の可能性が高いです。
うなり音がする、急に音がしてきた、音が大きくなった
うなり音は給湯器以外の可能性も考えられますし、建物の構造の問題である可能性もありますが、異音には違いないのでまずは原因追及が必要です。

また、それ以外の音も今まで気にならなかっただけの可能性もありますが、異音の可能性はあります。

使用年数が長い場合は経年劣化も考えられます。

給湯器 寿命【ガス給湯器の寿命・耐用年数】10年?20年?給湯器の専門家が回答!

安全・安心・トラブル防止が最優先!まずは相談が大事

私自身、様々な給湯器の音の現場(音が気になる、音がうるさい、異音がするなど)を診断してきました。

騒音計で給湯器運転時の騒音値[dB]測定をし、結果的に給湯器に異常がない現場も多々ありました。

仮に、今回の音の事象で結果的に異常がなかったとしても、不安のまま点検せずに放置するよりは、点検をして安全・安心を得るべきと考えます。

違和感を感じたときや不安な時は放置せずにまずは電話相談!です。