ガスコンロの「火力調整できない」症状と確認ポイント

ガスコンロの火力調整ができない原因を考える




2020年6月15日|最新情報更新しました

この記事の監修
竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
専門資格:ビルトインガスコンロなどの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

 

ガスコンロで調理中に火力を調節しようとコンロを操作しても、「火力が変わらない」と感じる場合があります。

この『ガスコンロの火力調整ができない』症状には、「仕様通りで説明書にも注意書きがある場合」と、「故障の場合」の2パターンが存在します。

ガスコンロの火力調節パターン【予備知識】

ガスコンロの種類によって、火力調整の仕方が異なります。回すタイプもあれば、スライドさせるタイプもあります。

ボタン回転式
ガスコンロの火力調整(プッシュボタン式)
レバースライド式
ガスコンロの火力調節(レバー式)
ツマミ回転式
ガスコンロの火力調整(点火ツマミ式)

 

これら全てにおいて、「火力調整できない」と感じるケースは存在します。

1)ガスコンロの仕様通りのパターン

ガスコンロに異常はないけれども、火力が変わらないと感じる状況はいくつか考えられます。

温度センサーが働いているとき

一時的に火力が変わらない場合は、温度センサーが働いていませんか?

センサー付きガスコンロは、鍋底温度が高くなると自動で火を小さくする仕様が組み込まれています。ガスコンロの温度センサーが働いて火が小さくなっているときに、火力調整をしようとしても火力は変わりません。

また、温度キープ機能(180℃などの温度設定)を使用していなかったかどうかも確認してください。

火力を微調整しようとしているとき

①ボタンで火力調整するタイプ

機種によって仕様は異なりますが、炎の変化がかなり小さかったり、火力のLED表示が変わっていても炎の大きさが変わっていないように見える場合(位置)があります。

②レバーで火力調整するタイプ

レバー調整タイプは、火力の段階表示がないため、レバーを微調整すれば炎も限りなく微調整できると思われがちです。ですが、ボタン式と同様に炎の変化が見られない位置があります。

③点火ツマミで火力調整するタイプ

ツマミを回していくと火力は変化しますが、レバー調整タイプと同様で、少し位置を変えるだけでは炎の変化が見られない位置があります。

見極めるには、弱火と強火で変化はあるか?

①~③のいずれの場合も、実際に状況を見ていないので100%正常とは言い切れませんが、弱火と強火で炎の変化を見比べてみてください。炎の大きさが全く変わらなければ異常ですが、大きく変化がある場合は仕様通りで正常の場合が多いです。

魚焼きグリルは、強火と弱火の見た目の変化が小さいため、わかりにくい機種もあります。

2)ガスコンロの故障のパターン

火力の微調整などというレベルではなく、火力が全く変わらない、あるいは昨日までと比較しても明らかに変化が小さい場合は部品故障の可能性もあります。

機器内部に入り込んだ煮こぼれなどが影響したり、回路の配線やコネクタに異常が生じたりして、火力異常を起こす事例もあります。この場合は、機器分解が必要なので利用者では対応はできませんが、プロのサービスマンが点検し、掃除や部品交換で直る可能性は十分あります。

使用年数が長いほど、火力トラブルは起こりがちです。使用が10年近い場合は経年劣化による不調が他にも隠れているかもしれません。修理が必要な場合は、交換検討も視野にいれてみてはいかがでしょうか。


見積もりはとっておきたい!
『キンライサー』

給湯器 おすすめ業者

CMでおなじみのキンライサーは、工事実績100,000件以上で、工事後も安心の10年保証がスタンダード!ノーリツ、リンナイの正規販売代理店です。




ガスコンロ・給湯器の見積り・設置交換なら

プロパンガス,LPガス,ガス代,節約

給湯器・ガスコンロ設置交換工事なら「正直屋!」最大82%オフの安さが自慢です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です