給湯器の「おいだき配管自動洗浄」の方法と作動しない時の確認項目




2020年6月9日|最新情報更新しました

この記事の監修
竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
専門資格:ガス給湯器などの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

 

ガス給湯器には、おいだき配管の自動洗浄機能が搭載されている機種があります。

フルオートタイプ(全自動)をメインに搭載されており「自動で配管を洗浄してくれる機能」に魅力を感じてフルオートの購入を決める方もいらっしゃいます。

しかし、お風呂の栓を抜くと「自動配管洗浄」をしてくれるはずの機能なのに、浴槽を覗き込んでいても一向に何も起こらない、とお困りの方も多いようです。

この記事では、そんなおいだき配管自動洗浄機能の仕組みや、不調時の対処方法をご紹介いたします。

※メーカーによって呼び方は違いますが、基本的な仕組みは同じです。

  • リンナイでは「おいだき配管自動洗浄(セルフクリーン)」
  • ノーリツでは「自動ふろ配管クリーン」

配管自動洗浄機能の働く条件

「配管自動洗浄が働かないけど故障じゃないの?」とお困りの方は多いですが、ほとんどの場合は使用方法の誤りによるケースです。

取扱説明書を読めば、使用方法や作動の条件について記載されていますが、そのために説明書を探したり、読み込むのは億劫になるかと思います。

基本的に自動配管洗浄が働く条件は複数あり、各メーカー共通で下記のような条件があります。

  1. 給湯器の機種が「自動配管洗浄搭載のフルオート」であること
  2. 給湯器のリモコンの設定で「自動配管洗浄」が「入」になっていること
  3. 給湯器のリモコンで「自動」スイッチを押してお湯はりが完了していること
  4. 排水栓を抜く段階で、残り湯が循環アダプターの上部より5cm以上あること
  5. 排水栓を抜く段階で、リモコンの運転スイッチが「入」状態であること
  6. 排水栓を抜く段階で、リモコンの自動スイッチが「切」状態であること(※「切」にして1分以内に栓を抜かない)
  7. 排水栓を抜く段階で、給湯やシャワーを使用していないこと(キッチンや洗面も含む)
  8. 排水途中で、給湯やシャワー、たし湯などを行わないこと

基本的にはこれらを満たせば、おいだき配管内の「汚れた古いお湯」が循環アダプターから排出され、配管内は「新しいお湯」に入れ替わります。

条件を満たしていても作動しない場合

条件どおりに使用しているにもかかわらず、機能が働かなかった場合は、別の要因が考えられます。

  • 浴槽の排水口が髪の毛などで詰まっていて、排水スピードが落ちている場合
  • 循環アダプタ―の取付が誤っている場合
  • 凍結予防運転が作動している場合(主に冬季)
  • エラーが発生している場合

上記のような場合は、給湯器やアダプターなどのメンテナンスや修理の必要が出てくるため、手間はかかりますが一度取扱説明書も含めて確認をしてください。

取扱説明書が見当たらない場合は、給湯器の型番などを控えた上で、各メーカーの公式ホームページを確認すると、データで説明書を確認することができますので、参考にしてみて下さい。

定期的なメンテナンスは必須

浴槽の排水口は口径も小さく、髪の毛などで詰まりやすいため、こまめな掃除が必要です。

さらに循環アダプターのフィルター掃除も定期的に掃除が必要ですが、掃除をされている方は少ないのではないでしょうか。

  • 面倒なので循環アダプターの掃除をしていない
  • そもそも循環アダプターのフィルターが取り外せることを知らない

いずれにしても、掃除しないで放置すると湯垢や髪の毛などが詰まり、循環不良やエラーの原因になることもあります。

フィルターは次のように外せるので、網目部分はブラシなどで詰まりを取り除いてください。

浴槽を掃除したり、配管洗浄で配管ケアをしても、フィルターを掃除しなければお湯はりやおいだき時に詰まっていた湯垢が浴槽内に飛び出してきてしまいます。

お風呂は一日の疲れを洗い流す場所なので、キレイなお湯でリラックスできるよう、普段から定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。


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