Q:ガス給湯器(リモコン)のエラーコード 750とは?
A:風呂リモコン・増設リモコンの故障や異常
給湯器に「750」のエラーコードが点滅表示している場合、台所以外のリモコンに異常が生じている可能性があります。
- お風呂に設置している浴室リモコン
- 台所リモコンとは別に増設したリモコン
パロマやパーパスの場合、それぞれの症状は次のとおりです。
- パロマ:風呂(シャワー)リモコン故障
- パーパス:浴室・増設リモコン通信異常
これらの異常や故障の原因(可能性)は1つではありません。
- 浴室リモコン本体の異常や故障
- 増設リモコン本体の異常や故障
- リモコンケーブルの地絡など
- 給湯器側の電装基板の異常や故障
給湯器のブランドや型式によって、エラー設定の有無やエラー内容が異なることがあります。
基本的な「750」対策としては、修理依頼をして点検してもらうしかないのですが、100%故障しているとも言い切れません。
パソコンやスマホなどでも一時的に動かなくなったり、バグが起きたりするように、給湯器にも同じようなことが起きることもごく稀にあります。
仮にそのような状態だった場合は、リセットすれば直る場合もあります。
給湯器とリモコンのリセットについて
リセット1:リモコンの運転リセット
給湯器リモコンでのエラーリセットは、他のエラーコードの場合も同じですが、必須の確認項目になります。
操作するリモコンは、台所リモコンでも浴室リモコンでも大丈夫です。
- 給湯器の運転を停止させる(お湯を出す、暖房をつけるなど)
- リモコンの運転スイッチを押して、一度「切」の状態にする
- 再度、リモコンの運転スイッチを押して「入」の状態にする
- 「750」が消えているかを確認する
- 「750」が消えていれば、運転を行ってみる(お湯を出す、暖房をつけるなど)
リモコン操作で全く解決しそうにない場合は、給湯器本体でのリセットも試してみるのも1つです。
リセット2:給湯器本体の電源リセット
操作は非常にシンプルで、給湯器本体の電源コンセントを抜き差しするだけです。
給湯器本体の電源はここからとっており、一時的なバグ状態の場合はリセットで解消される場合があります。
電源コンセントを抜くと時計などの設定が初期化されるのでご注意ください。
但し、給湯器やリモコン、ケーブルに故障や異常がある場合は、いくらリセットをしても直ることはありません。
エラーが解消されるのは、あくまでごく稀なケースと思っておいてください。
リセット後の注意点
説明してきた操作でエラー「750」が出なくなった場合、しばらくは様子見でよいとは思いますが、一時的に解消されて不安全な状態(異常)は隠れたままかもしれません。
使用年数が浅ければ一時的なバグだった可能性もありますが、使用年数が長いほど異常が発生している可能性は高くなります。
使用年数が10年近い場合は、リセット操作でエラーが出なくなったとしても、メーカーなどに相談しておくほうがよいでしょう。