給湯器のエラーコード「322」の原因と対処ポイント

322|ガス給湯器 エラーコード




 エラー「322」のポイント


  1. ガス給湯器の「322」は、ふろ回路のサーミスタに関するエラーコードである
  2. 温度に異常はないか、リセット操作でエラーが消えるかどうかがポイントになってくる

ガス給湯器のエラーコード 322とは?

まずは、各メーカーのエラー内容を確認してみましょう。

ノーリツのエラー 322

  • 症状・内容:ふろ出湯(ふろ往)サーミスタ異常
  • 診断・対処:サーミスタの地絡、断線、コネクタ異常

リンナイのエラー 322

  • 症状・内容:ふろ往サーミスタ異常
  • 診断・対処:サーミスタの地絡、断線、抵抗異常

パロマのエラー 322

  • 症状・内容:風呂往き(出湯サーミスタ)断線
  • 診断・対処:サーミスタの断線、短絡など

東京ガス、大阪ガスブランドの場合

ガス会社は、複数のメーカーを採用しているため、基本的に各製造メーカーのエラー内容と共通です。

給湯器の322が解除できるか試してみる

ポイントは、エラー322に再発性があるかどうかです。
異常の原因が常に存在していれば、エラーリセットをして再運転をしても、すぐにエラーが表示されるはずです。

まずは、エラーが消えるかどうかを試してみましょう。

1.給湯器のリモコンの運転スイッチを「切」にする
2.続いてリモコンの運転を「入」にする
3.エラーが出た時の操作をする(自動湯はり、おいだき)

これらの操作の結果、再度「322」が出ると、「ふろサーミスタ」や「関連する回路」に異常が生じている可能性が高いです。

逆に「322」が出なければ、給湯器は作動しますが、配線の切れかけなどの不安定な状況で一時的に復活した可能性も否定はできません。

しばらく様子を見る場合は、温度異常による「やけど」などには十分注意をしてください。
322は、浴槽内のお湯の温度に関わる内容なので、エラーが出なくなっても、念のためにメーカーに相談しておくことをおすすめします。

使用年数が長い場合は経年劣化も視野に入れる

同じエラーコードでも、使用1~2年目で発生する場合と、使用8~10年目で発生する場合では、症状の考え方は異なってきます。

使用年数が長いと、配線やコネクタの腐食や劣化に加え、様々な経年劣化が進んでいる可能性があります。場合によっては、連鎖的に故障する場合などもあるので、修理に加え、機器交換という選択肢も出てきます。

まずは、使用年数を確認し、他にも経年劣化(寿命の前兆)のサインがなかったかも思い返してみてください。

  • 異音がする
  • お湯の温度が安定しない
  • なかなかお湯にならない
  • エラーが良く出る
  • 水漏れしている
  • 給湯器の外装にすすや錆がついている

これらは、給湯器は動いていても不調が生じている証拠ですので、確認しておくことをおすすめします。


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