ガスコンロの火(炎)が赤い原因は?継続した赤い炎には要注意!

ガスコンロの火・炎が赤い

リンナイやパロマ、ハーマンなど、ガスコンロの「火」「炎」のギモンは多い。その中で「火(炎)が赤い」原因は?使っていても大丈夫?という問い合わせもあります。今回はガスコンロメーカーの1年生で習う内容もあわせて、5分で解説!経験豊富なガスコンロの専門家がお答えいたします。

この記事はこんな人におすすめ
ガスコンロの火(炎)が赤い、ガスコンロの使用期間が長い、ガスコンロの調子が悪い、火(炎)が赤くなる可能性を知りたい人など

解説者:ガスコンロ アドバイザー 千田
リンナイ株式会社を経て、ガス業界や住設業界のマーケティング・分析・情報発信も行うフリーアドバイザー

ガスコンロの正常な赤い炎(火)からチェック

ガスコンロはガスと新鮮な空気があって正常に燃焼します。そしてガスコンロの炎は通常青い色をしています。

ただし、ガスコンロの炎(火)が赤い状態になる原因はいくつかあります。まずは正常なケースから解説します。

1.加湿器を使用しているケース

加湿器を使用すると水分に含まれるカルシウムが燃えて、ガスコンロの火も赤くなります。加湿器が原因かを確認するために、一度運転を停止して、空気を入れ替えてから再確認してみましょう。原因がなくなれば炎の色はもとに戻るはずです。

参考までに化学の補足です。

  • 炎が赤黄色…Ca(カルシウム)
  • 炎が黄色…Na(ナトリウム)
  • 炎が紫色…K(カリウム)
  • 炎が緑色…Cu(銅)

2.コンロのバーナーとグリルを同時使用している

ガスコンロのバーナーで調理をしながら魚焼きグリルも同時使用している場合なら、おそらく正常です。調理物の塩分(ナトリウム)やカルシウムが燃えて、バーナーの火も赤くなります。

3.火力操作時の色の変化

火力を一気に変えたりすると炎が赤くなる場合があります。また、火力調節時に一瞬炎が黄色っぽくなることもあります。いずれも異常ではありません。

4.空調などの風が当たっていないか

炎に風が当たることで火の状態が不安定になり、色も変化する場合があります。

ガスコンロの異常な黄色や赤い炎(火)とは

ここからは異常が考えられる「赤い火」について解説していきます。

不完全燃焼の可能性も出てくる

ガスコンロに関わらず、ガス器具において注意すべき内容に「不完全燃焼」があります。炎が赤黄色になって燃えている場合、一次空気が不足している可能性があります。この赤黄色の炎が鍋底にふれると「すす」として付着して不完全燃焼の原因になるおそれがあります。ただちに使用を中止して、まずは窓をあけて空気の入れ替えをして、原因を取り除く必要があります。

バーナーキャップに油や汚れ詰まりをチェック

バーナーキャップに詰まりが生じると、「火がつかない」「火が付きにくい」「火が消える」などの事象以外に「炎の色が変わる」可能性があることを知っておいてください。まずはバーナーキャップ及びバーナー周りをキレイに掃除してみましょう。それでも改善されない場合は別の原因を探る必要があります。

バーナーキャップが傷んだり変形していないかチェック

バーナーキャップに詰まりがなくても、部品そのものが劣化していると炎が異常な状態になることがあります。その場合、バーナーキャップの交換で改善するケースもあります。ガスコンロの使用年数が長かったり、よく使う側の炎だけがおかしい場合はバーナー部分の劣化も考えられるます。

赤い炎のまま使用はNG

加湿器などの一時的な影響の場合は別ですが、バーナーなどの劣化などが伴って継続的に炎の色がおかしい(青色以外)の場合は、何らかの対応が必要です。まずは自分でできる掃除やバーナーキャップなどの交換、それでも改善されない場合は修理の検討も必要です。炎の色がおかしい=ガスコンロが正常に燃えていないと思ってください。安全にお使いいただくためにも放置せずに改善に向けたアクションを起こしていただければと思います。