ガスコンロの火が勝手に弱くなる、小さくなるなら、こう対処しよう!

ガスコンロをお使いのみなさん、こんにちは。萬田です。

今回のテーマは、ガスコンロで調理中に「勝手に火が弱くなる」「自動で火が小さくなる」です。

・「調理は火力が命なのに、なんで火が弱くなるの?」
・「焼きナスやモチがちゃんと焼けないし…。」
・「誰に許可を取って勝手に火を小さくしてるのよ?!」

そんな声がとっても多いのは、ガスコンロの「Siセンサー」が原因。そう、この中心の温度センサーです。

ガスコンロのセンサーが火を勝手に弱くする

このセンサーさえなければと思いますよね。

ですが、法的に決められたことなので、メーカーに文句を言っても何も始まりません。なんとかセンサーありきで解決をしていく必要があります。

この記事で得られること

・ガスコンロの火が勝手に小さくなる「早切れ防止機能」のあれこれがわかる
・ガスコンロの火が「小さくなりにくくする」方法がわかる

なぜ、ガスコンロのセンサーは火を弱くするのか?

ガスコンロの火が弱くなる(温度センサー)

これは、メーカーの新入社員も必ず習う内容ですが、油は約370℃で自然発火します。

火を一切使わないIHクッキングヒーターであっても、約370℃の温度になれば発火するということです。

つまり、危険温度に到達する前に、コンロは火を消すか、火を小さくする必要があります。そして、それを現実化したのがSiセンサーです。

ガスコンロの基本消火温度は約250℃

リンナイ、パロマ、ノーリツ、ハーマンなどのガスコンロは、「約250℃」を超えると最終的には火を消す仕様になっています。

大阪ガスや東京ガスなどのガス会社のガスコンロも同様です。

ですが、普通に調理をしていても、250℃に到達することはよくあります。

そして、この段階で「危ない!」と判断して火を消してしまうと、利便性が悪いため、多くのガスコンロには「早切れ防止機能」というものが搭載されています。

ガスコンロの早切れ防止機能とは?

ガスコンロのセンサーは、温度が約250℃になると自動で火を弱くして、一旦温度の上昇を抑えます。

これが、みなさんが困っている「火が弱くなる」「火が小さくなる」状況です。

しばらくして、温度が下がってくると火は大きくなりますが、この後は「弱火⇔強火」を繰り返すことで約250℃をキープし、調理を続けられるようにします。

ただし、食材などが焦げるなど、一番弱火でも温度が上がり続ける状況になった場合は、危ないのでガスコンロは火を消します。また、自動火力調整が30分間続いた場合も自動消火する仕様になっています。

ですが、根本的な問題は「火が弱くなるのが早すぎる」ということですよね。

ガスコンロの火が勝手に弱くなるときの対策

ガスコンロの火が弱くなるときの対策

火が弱くなるときの対処ポイント①

早切れ防止機能があっても、炒め物などの高温調理の場合、すぐに250℃に到達することもありますよね。

「えっ?もう火が小さくなるの?!」とイラっとして、火力調整をするも、センサーが働いている間は調節できないんですよね。

そんなときは、高温モードを使ってみてください。

ガスコンロの機種によって高温モードの名称は違いますが、こんなスイッチがついてませんか?

・センサー解除
・高温炒め
・あぶり高温炒め

これらのスイッチを3秒長押しすれば、約250℃の消火温度が「約290℃」になります。

以下の②が通常モード、①が高温モードの制御の仕組みです。

スコンロの早切れ防止、高温炒め機能のグラフ

出典:パロマ:テーブルコンロカタログ(発行年月:2019/09版 – p14)

290℃設定でも、火が小さくなることがあります。条件によっては、自動で消火する場合もあります。

もし、このような状況でセンサーがなければ290℃を超えても停止せず、油が発火する温度に到達するリスクが高くなるのは明らかです。

高温モードにならないよくあるミス

ガスの展示会やショールームで、ユーザーさんに操作してもらったことも多々ありますが、初めて使う方によくありがちなミスがあるので共有しておきます。

それが「3秒長押し」です。

  • ボタンを押すと同時に→1・2・3とカウント

これでは、実は2秒しか押せていないことになります。正しくは、

  • ボタンを押すと同時に→0・1・2・3とカウント

これで、操作音が鳴って高温モードに突入します。(※火を消すとリセットされるので、都度設定が必要です)

火が弱くなるときの対処ポイント②

センサーはお鍋の底の温度をチェックしています。

ですが、底が変形したお鍋を使っている場合、温度を正確認測定できずに「火を小さくするタイミング」が早くなったり遅くなったりする可能性があります。これは、利便性も安全性もマイナスに働くので、この機会に鍋底の確認をしてみてください。

また、土鍋などの熱伝導の悪い鍋を使っている場合、お鍋の中は低温なのに鍋底は高温となり、調理不十分な状態で弱火になる場合もあります。

お鍋の状況によっては、火が弱くなりやすい症状の改善も期待できます。

各機種の取扱説明書には、お鍋の種類の推奨・非推奨も書かれているので、一度目を通してみてくださいね。

ガスコンロの火が勝手に弱くなる理由とは
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