ガスコンロの電池切れ?交換したのに?サイズ・場所・交換方法Q&A

ガスコンロ 電池




2020年6月14日|最新情報更新しました

この記事の監修
竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
専門資格:ビルトインガスコンロなどの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

 

ガスコンロのトラブルでもっとも多い相談が「火がつかない」「火が消える」「電池のギモン」 です。これらは数分で解決する場合もあれば、原因追及に時間がかかる場合もあります。そして最悪の場合はガスコンロの故障や部品寿命の場合もあります。

いずれにしても、リンナイ、パロマ、ノーリツ、ハーマンなどのガスコンロの「点火トラブル」で困っているときは、まずは「電池交換」からチェックをしていくことが基本です。

ガスコンロの電池交換|リンナイ、パロマ、ノーリツ、ハーマン…

メーカーに関係なく、「ガスコンロの電池」については、とにかく様々なギモンが溢れています。

  1. 火がつかないのは電池切れが原因?
  2. 電池の電池寿命(交換時期)
  3. 電池のサイズ(単1?単2?)
  4. 電池の種類(アルカリ?マンガン?)
  5. 電池の必要個数は何個?
  6. 電池の場所はどこ?
  7. 電池なしタイプで火がつかない
  8. 電池交換したのに火がつかない
  9. 電池がすぐなくなる

これらのギモンを全てクリアにしていけば解決に近づきます。

また、ガスコンロの電池は、これからも毎年交換していく必要があるので、是非この機会に「誤った認識をしていないか」を確認しておいてください。

ガスコンロの主なメーカーは、リンナイ、パロマ、ノーリツ(ハーマン)ですが、東京ガスや大阪ガス、タカラスタンダードやリクシル(サンウェーブ)など、国内ブランドであれば参考にしてください。

ガスコンロがつかないのは電池切れ?

ガスコンロ(ビルトイン・ガステーブル)の電池交換

ガスコンロの点火トラブルには、(点火しない、火が消える、つきにくい)などがあります。これらの症状は、電池切れが原因である可能性が十分ありますが、電池以外の原因も非常に多いのが現実です。まずは、正しく電池を交換できているかを確認いただき、全て問題なければ、別の原因を探して対処していく必要があります。

電池交換ランプが点滅していれば「電池切れ」と判断できますが、ランプが点滅せずに電池切れとなっているケースも多々あるので、電池を交換してみる価値は十分あります。また、既に電池交換されている場合でも、「電池交換の単純ミス」も非常に多いので、要チェックです。

ガスコンロの電池交換の基本

ガスコンロの電池交換時期

電池交換の時期(タイミング)はどれくらい?
ガスコンロの機種によって、推奨時期は統一されていませんが、1年以内の交換が一般的です。(使用頻度などでも異なります。)
機種によっては半年程度で交換と書かれている場合もあり、ガスコンロの火がつかない、火がつきにくい、手を離すと火が消える場合などは、状況に関係なく、とりあえず電池交換を試してみることをおすすめします。

ガスコンロの電池のサイズ(単1・単2)

電池のサイズは決まっている?

電池搭載型の多くの機種は単1サイズですが、単2サイズの機種もあります。お使いのガスコンロの電池を確認するか、取扱説明書で確認する必要があります。

ガスコンロの電池の種類(アルカリ・マンガン)

電池の種類は決まっている?

ガスコンロには長時間安定して電圧を得られるアルカリ乾電池を使用してください。マンガン電池は基本的に推奨はしておらず、特にセンサー付コンロの場合は電池消耗が早く、点火トラブルに繋がりやすくなります。

ガスコンロの電池の個数

電池の個数は決まっている?

基本的には、アルカリ乾電池が2個必要になります。

ガスコンロの電池を入れる場所(電池ケース)

電池を入れる場所はどこ?

ガスコンロには、ビルトインコンロ、ガステーブルコンロ、グリルなしタイプなど複数のタイプがあり、機種によって電池を入れる場所が異なります。基本的には点火スイッチや操作部周辺にあることが多いですが、中には発見しにくいタイプもあります。後ほど、パターン別に解説します。

ガスコンロの電池なしタイプ

電池なしタイプの場合どうすれば?

乾電池による連続スパーク点火が一般的になっていますが、乾電池を使わない「回転式(圧電装置による点火)」のガスコンロもあります。電池なしガスコンロで火がつかない場合、電池は関係ありませんので、他の原因を探して対処する必要があります。

ガスコンロの火がつかない?1164人が試した点火しない時の直し方とは

ガスコンロの電池を交換したのに火がつかない

既にガスコンロの電池を新品に交換しても火がつかない状態が続く場合、大きく2つの状況が考えられます。

  1. 正しく電池交換ができていない
  2. 電池以外の点火不良の原因がある

実は、「電池を交換したのに火がつかない」という問い合わせは非常に多いです。もちろん、電池以外に原因があるケースも多いのですが、「誤った電池交換に気づいていない」場合が非常に多いです。「電池を交換するだけの単純作業」なので、「間違うはずがない」と思われるのは仕方がなく、結果的に「灯台下暗し」状態になってしまいがちです。

よくある電池交換ミス

症状が改善していない人は、以下の内容は要確認です。

  1. アルカリ乾電池を使っているか?
  2. アルカリとマンガンを混在させていないか?
  3. 新品と使用済み電池を混在させていないか?
  4. プラス、マイナスの向きは間違っていないか?
  5. 買い置き(ストック)していた新品電池の場合、使用推奨期限は確認したか?
  6. 電池ケースに異常はないか?

家にあった買い置き電池(新品)では火がつかないままだったが、コンビニやスーパーで買ってきた電池に入れ替えたら「火がついた」という事例は数えきれません。

未使用の乾電池でも「使用推奨期限(月、年)」を過ぎている場合は、自然放電している可能性が高くなります。

また、電池交換後、電池がすぐなくなる症状の場合、上記項目の「1、2、3、5、6」を再確認してみてください。

電池が原因ではなさそうな場合は

ガスコンロの火がつかない?1164人が試した点火しない時の直し方とは

ガスコンロの火が手を離すとすぐ消える・途中で消える原因一覧

ガスコンロの種類や電池の場所が分からない方は、引き続き、次のページで順番に解説します。


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