ガスコンロの魚焼きグリルを使用すると、「エラーコード 32」が表示する場合があります。
- リンナイのガスコンロ:グリルサーミスタ回路故障、グリルサーミスタ断線検知(※グリルサーミスタ上)
- ノーリツ(ハーマン)のガスコンロ:グリルバーナー(下)サーミスタ故障
大阪ガスや東京ガスの場合も製造メーカーと基本的にエラー内容は同じです。
※機種によってエラー内容が異なる場合があります。
リンナイ・ノーリツの場合、グリルのサーミスタは共通していますが、詳細な部位は違ってきます。
このページでは、「エラーコード 32」の故障の可能性や対処法などをまとめます。
エラー 32の改善の可能性
エラー32の原因はグリルの「サーミスタ」ですが、サーミスタとは温度計のことです。
グリル庫内の温度が危険なゾーンになれば、サーミスタで検知します。
また、最近では「お魚のオートメニュー」で、「姿焼き・切身・干物」など、形を選ぶだけで自動で焼いてくれる機能も増えてきていますが、ここでもサーミスタが活躍しています。
コンロは魚の形は認識できませんが、「庫内の温度の上がり方の違い」で焼き時間などを判断しています。
つまり、このサーミスタの部品や回路に異常が生じることで、安全機能と便利機能に支障が出る可能性があるということです。
経験上でも、32エラーの場合は修理になる可能性が高いと感じています。
エラー 32の対処法
1.リンナイのガスコンロ
リンナイの場合、一度エラーが出た後に再びエラーが発生した場合は次のトライをしてみてください。
- 電源式タイプの場合:電源プラグの抜き差ししてみる
- 乾電池式タイプの場合:新しい乾電池に交換してみる
乾電池は、単1形のアルカリ乾電池(1.5V)2個が必要です。単1の使用頻度は少ないため、自宅の買い置き分を使う時は「使用推奨期限」の確認をしてください。乾電池は未使用でも自然放電して容量がなくなっていきます。
2.ノーリツ(ハーマン)のガスコンロ
ノーリツの場合は、メーカーが推奨する対策はありません。
32エラーが出た場合は、すぐにメーカーや業者に相談が必要となります。
◆まとめ
使用年数は10年近くないですか?
魚焼きグリルの庫内のお手入れはされていますか?
特にグリルのお掃除を敬遠されている場合は、サーミスタに限らず「火がつかない故障」が多いと感じています。
コンロバーナーもグリルも、長く使うコツはやはりお手入れがポイントです。
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リンナイ製の部品以外は使用不可
ガスコンロの寿命を長くするコツは「お手入れが基本」ですので、グッズも活用しながらトライしてみてください。