ガス給湯器のエラーコード「511」の原因と対処ポイント

給湯器 エラーコード 511




ガス給湯器(リモコン)のエラーコード 511とは?
ガス遮断機能異常(給湯ガス電磁弁)、給湯ガス電磁弁異常

511」は給湯回路(お湯を出す回路)のエラーであり、リモコンに点滅表示しているとキッチン・洗面・シャワーなどの「お湯が出ない」状態になります。

エラーコード511のメーカー別内容

パロマのエラー 511

  • 症状・内容:ガス遮断機能異常(給湯ガス電磁弁)
  • 診断・対処:給湯ガス電磁弁・給湯フレームロッドの確認

パーパスのエラー 511

  • 症状・内容:給湯ガス電磁弁異常
  • 診断・対処:修理対応

基本的には利用者側で対処できる内容はありませんが、リモコンのリセットだけは試しておいてもよいと思います。

操作の手順は4ステップです。

  1. キッチン・洗面・シャワーなどのお湯を全て止める
  2. 給湯器のリモコンの運転スイッチを「切」にする
  3. 給湯器のリモコンの運転スイッチをもう一度「入」にする
  4. エラーが消えたらお湯を出してみる

この操作で「511」が出た場合は、電磁弁やその回路の故障や異常の可能性が高いので、メーカーやガス会社などに相談してください。

仮にエラーが出なかった場合は、再びお湯が出る状態になると思います。

では、なぜエラーが出なくなったのか?…パターンとしては2つ考えられます。

  1. 一時的なシステムエラーで故障もなく、復活したケース(正常な状態)
  2. 回路の配線が切れかかっていたり、コネクタに異常があり、接触の加減などで一時的に復活したケース(不安全な状態)

こればかりは点検してみないと答えはでませんが、エラーが出なくなっても、ガス回路の部品なのでリスクを避けるためにもメーカーに相談だけでもしておくべきだと考えます。

511エラーの修理相談をする前に

お使いの給湯器は使用何年目かを把握されているでしょうか?

使用年数が浅ければ迷わず修理相談でよいと思いますが、仮に10年近く経過している場合は、修理をしてもすぐに別の故障が出てくる可能性も高くなってきます。

10年を越えると故障率が急激に増加することはデータで明らかになっているので、修理の内容(修理代)によっては交換を検討するのも一つの手段です。

機種や故障部位によっても異なりますが、2~3万円程度の修理費用がかかる可能性があります。

電装ユニット(電装基板)などの場合は単体でも3~4万円ほど修理代がかかってくるケースもあるので、使用年数とエラーが出たときの状況などは予め伝えておき、できるだけ概算費用を教えてもらうこともポイントです。


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