ガスファンヒーター エラーコード 12 – 途中失火

ガスファンヒーター




2020年6月20日|最新情報更新しました

この記事の監修
竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
専門資格:ガス機器の設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

 

ガスファンヒーターの「12」点滅表示の原因

  • 立消え安全装置作動、不完全燃焼防止装置作動(途中失火)

リンナイやノーリツ、東京ガスや大阪ガスなどのガスファンヒーターで暖房運転が途中で止まり、液晶部分にエラーコード「12」が点滅表示している場合、安全装置が働いた可能性があります。

「12」の原因にはいくつかパターンがあるので確認していきましょう。

  • 原因:ガス栓が全開になっていない、風などの影響で火(炎)が消えた、エアフィルターがホコリなどで詰まっている、空気中の酸素不足(閉めきった部屋で長時間の暖房運転を使用した)など
  • 症状:暖房運転の途中で機器が停止する

「12」のエラーコードが発生した場合、エラーリセットをして再点火しようとした時に、今度は「11」のエラーコードが発生する可能性があります。

  • エラーコード 12:一度点火した後に暖房途中で失火する
  • エラーコード 11:点火しようとするも、最初から暖房(火)がつかない

いずれにしても何らかの原因で点火が妨げられているということです。

そこで、まずは次の内容を確認してください。

  • ファンヒーターが風の影響を受けていないか?(外部要因)
  • ガスの供給に問題はないか?
  • エアフィルターの詰まりはないか?(掃除)
  • 長時間使用をしていなかったか?(換気)

これらを確認(対処)した上で、エラーリセット+再運転を行ってみてください。

  1. ガスファンヒーターの運転スイッチを押して、一度「切」の状態にする
  2. 運転スイッチを再度押して「入」の状態にして、エラーがリセットされたことを確認する
  3. 再度、暖房運転を行い、エラー「11」「12」が発生しないかを確認する

エラーコード「11」「12」が再び表示されずに暖房運転が継続されていれば様子見で問題ないかと思います。

もし、換気が不十分だった場合は、窓を開けるなどして新鮮な空気に入れ替えてから再操作してください。

ガスファンヒーターを使う上で、「12」エラーの発生に関係なく、定期的に新鮮な空気に入れ替えるために「1時間に1~2回(1~2分)程度の換気を行う」必要があります。

上記内容や取扱説明書も確認し、考えられる原因は確認(対処)した上で、再度「11」や「12」が表示される場合は部品故障などの可能性も出てきます。お使いのメーカーやガス会社に相談をしてみてください。

ガス会社仕様(東京ガス・大阪ガスなど)のガスファンヒーターの場合、ガス会社名に加えて製造メーカー名(リンナイ・ノーリツなど)も記載されていますが、相談先はガス会社になります。


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