ポイント
- ガス給湯器のエラー513は暖房回路のエラーコードで、故障の可能性が高い
- 修理依頼前に自分でチェックできるポイントをご紹介
ガス給湯器(リモコン)のエラーコード 513とは?
給湯器のエラー「513」は、「暖房ガス電磁弁異常」の可能性があり、暖房付タイプ特有のエラーコードです。
- 暖房付給湯器(給湯+暖房)
- 暖房付ふろ給湯器(給湯+おいだき+暖房)
暖房付とは、「ガス温水式床暖房」や「ガス浴室暖房乾燥機」の暖房端末のお湯も作れる給湯器であり、暖房回路のガス電磁弁などに異常が生じると、給湯器のリモコンにエラーが点滅表示されます。
基本的には故障のエラーコードですが、まずはエラーのリセット操作を行ってみましょう。
- 床暖房や浴室暖房乾燥機の運転を「切」にする
- 給湯器のリモコンの運転スイッチも「切」にする
- 給湯器のリモコンの運転スイッチを「入」にする
- エラー「513」の表示が消えていれば、再び、暖房の運転を「入」にする
完全に故障している場合は、再び「513」が点滅表示するはずです。
しかし、中途半端な故障状態(配線やコネクタなどの異常で接触不良を起こしているなど)の場合は、エラーが出たり出なかったりすることがあります。
エラーが再発しなかった場合、一時的なシステムエラーの可能性もゼロではありませんが、何らかの異常が隠れていると考えるほうがよいでしょう。
給湯器のエラー 513をメーカー別に確認
パロマのエラー 513
- 症状・内容:ガス遮断機能異常(暖房元ガス電磁弁)
- 診断・対処:暖房元ガス電磁弁・暖房フレームロッドの確認(サービスマン対応)
パーパスのエラー 513
- 症状・内容:暖房ガス電磁弁異常
- 診断・対処:修理依頼
これらのエラーは、点火不良などのように外部要因などが大きく影響するものでもなく、エラーが表示した場合は故障や異常が発生している可能性は高いと考えるべきでしょう。
詳細な原因は診断してみないとわからないですが、発生状況やエラーリセット後の状況で、ある程度原因を絞り込んでいくことは可能です。
サービスマンも情報が多いほど、訪問前にある程度の原因を推測することが可能となるので、的を絞った診断をしやすく、修理時間や費用の軽減につながることもあります。
メーカーなどに相談する際は、状況や使用年数など、できるだけ多くの情報を伝えておきましょう。