2020年6月16日|最新情報更新しました
- 竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
- 専門資格:ビルトインガスコンロなどの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種、丙種ガス主任技術者の資格も保有している。
以前は家庭用の据置型のガステーブル(置き型ガスコンロ)でも「3口 コンロ」の人気が高く、今も交換時に3口タイプ探しにくる方もいます。
しかし、リンナイ、ハーマン、パロマ、東京ガス、大阪ガス…都市ガス、プロパン…ネットで調べても家庭用は廃盤で生産されとらず、業務用の3口ガステーブルしか出てこないのが現状です。
3口フル活用していた方にとっては、2口へのスペックダウンはしたくないでしょう。そこで、今回は3つの提案・アドバイスをしたいと思います。
目次
3口ガステーブルからの交換提案 3選
1.キッチンのプチリフォームを検討する <コスト高>
現段階で3口のガステーブルを使われている場合、キッチンもある程度年数が経ってきていると思います。
「キッチンリフォーム」と聞くと莫大な費用がかかるイメージがありますが、こだわれば何百万円の見積りになってきますが、グレードやオプションにこだわらなければ、費用を抑えて対応することも可能です。
最近ではキッチンメーカーだけでなく、ガス屋さんや家電量販店などでも見積りを取ることもできるので、いずれリフォームを予定しているなら、ガスコンロの買い替えに合わせて実施するのも一つです。
3口のビルトインコンロへのグレードアップ <コスト中>
ガステーブルをお使いの方は「ガステーブルの交換はガステーブルだけ」と思われがちですが、実は「ビルトインコンロ」へグレードアップすることも可能です。
ご自宅の設置状況によって、対応できる場合とできない場合がありますが、ビルトインコンロの場合は必ず「現場調査」をしてくれるので購入して設置できないというリスクがなくなります。いわゆる「無料見積り」というものです。
これは「ビルトインコンロからビルトインコンロへの交換」の場合も必ず必要なので、まずは販売店さんなどに設置が可能かを確かめてもらうことからスタートするのが決まった流れになります。
交換は「専用のキャビネット」で設置する
次のイラストを見てもらえればイメージができると思いますが、「ガステーブルを置いている台の部分」をごそっと取り出して、「ビルトインコンロが設置できる専用の台(キャビネット)に入れ替えます。
専用台の分だけ追加費用はかかってきますが、一度設置してしまえば、次回からが簡単にビルトインコンロへ交換が可能です。
基本的には幅60cmサイズへの交換が一般的ですが、75cmサイズの台が置ける環境であれば、ビルトインコンロの選択肢もさらに広がります。
2口のガステーブルで「グリルを3つ目のバーナー」として活用する <コスト低>
今お使いのガステーブルにも「魚焼きグリル」はついていると思いますが、「魚を焼くだけ」「汚れるから使っていない」ケースがほとんどです。
ここ数年、注目を浴びている「グリル調理」は当初は高グレードなビルトインコンロだけの機能でしたが、今はガステーブルでも「グリルを汚さないグリル容器調理」が可能になっています。
リンナイの「ココットプレート」、ノーリツの「クックボックス」は99.9%の油汚れをカットしてくれるので、これまでフライパンで調理していた料理もグリルで調理する人が増えてきています。
ビルトインコンロにグレードアップしなくても、容器調理ができるガステーブルさえ選べば、グリルが「3つ目のバーナー」の役割を十分果たしてくれるので、コストを抑えながら対応できるおすすめの提案です。
リンナイのココットプレート付属のガステーブル
リンナイの「ラクシエ」シリーズは、一部機種を除いて「ココットプレート」が同梱されています。専用の「ココットプレートモード」も搭載されているので、非常に便利です。そして、対応機種も増えてきています。
お魚もグリルを汚したくなければ「ココットプレート」で調理もできますし、焼き網調理にこだわりがあれば、焼き網に入れ替えることも可能です。
料理によって「焼き網」「ココットプレート」と使い分けできるところが特におすすめポイントです。
ガスコンロは調理スタイルにあわせて検討するのが一番
リフォーム、ビルトインコンロ+キャビネット、ガステーブルの3パターンで見積りを取るユーザーさんも普通にいます。ガスコンロは毎日使うものなので、できれば気に入ったものを使いたいですよね。
ビルトインコンロにグレードアップされるユーザーさんも意外と多いですが、グリルの進化をきっちり説明すると「2口ガステーブル+ココットプレート」で十分となるユーザーさんのほうが多いです。
3口ガステーブルより魅力的な商品が見つかる可能性も十分あると思うので、いろいろ探してみてください。
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