ガスコンロの温度キープ機能は多くの機種に搭載されているが、使っている人はどれぐらいいるのだろうか。「天ぷら=180℃」というワードはよく聞くが、では160℃は?200℃は?今回は温度キープ機能について4分で解説。使ってみたら意外と便利な機能なので、まずは基本的な知識を知っておいてください。
★この記事はこんな人におすすめ★
温度キープ機能を使ったことがない、温度キープ機能で180℃しか使ったことがない、料理によって最適温度があることを知らない、最新機種は何℃まで設定できるのかを知っておきたい人など。
ガスコンロの温度キープ機能のバリエーション
ガスコンロの温度キープ機能といっても、機能がシンプルなタイプには搭載されていないこともあります。また、搭載機種であっても機種によって設定できる温度幅は異なります。
- 180℃(天ぷら)だけ設定があるタイプ
- 160℃、180℃、200℃の3段階の設定ができるタイプ
- 見た目は160℃、180℃、200℃だが、長押しすることで、間の170℃や190℃なども設定ができるタイプ
- 140℃、160℃、180℃、200℃と、低温調理も可能としたタイプ
- 130℃~220℃まで低温~高温設定まで可能としたタイプ(10℃単位で設定可)
そして、この温度キープ機能は「揚げ物調理の温度」と誤解している人も多く、ここからはいくつか料理の例を挙げながら紹介を続けます。
料理に最適な温度(目安)をチェック
まず、温度キープ機能は揚げ物だけではなく、フライパン調理の焼き物でも幅広く活用できます。
焼き物(フライパン)調理の場合
- 130℃~150℃:だし巻き、ハンバーグ、クレープ
- 150℃~160℃:ホットケーキ
- 170℃~180℃:お好み焼き、ギョーザ
- 190℃~210℃:ステーキ、ポークソテー
揚げ物の場合
- 160℃~170℃:ドーナツ、フリッター
- 160℃~180℃:唐揚げ、とんかつ、フライ
- 170℃~190℃:天ぷら、冷凍食品のコロッケなど
- 180℃~200℃:手作りコロッケ
- 190℃~200℃:クルトン
※上記は一つの目安で、最適温度は「メーカー」、「機種」、「お鍋の種類(アルミ、銅、鉄、ホーロー、ステンレス)」などによって変わる場合があります。適したお鍋や詳細は各機種の説明書を確認ください。
低温・高温設定ができるコンロなら有効活用を!
温度調節の難しいクレープやホットケーキ、ほどよい焦げをつけたいハンバーグやギョーザなどには温度キープ機能が活躍してくれます。手動ではなかなか難しい火力調整も、温度センサーで温度を見ながら自動で火を大きくしたり小さくしたりと制御してくれます。
通常の火力では焦げやすいお料理には是非使ってみてください。
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