ガスコンロのグレードにもよるが、最近はタイマーが標準搭載されている機種が多いです。では、コンロタイマー使っていますか?今回はタイマーの使い道がよくわからない人向けにいくつか使い方を解説。便利機能という印象だが「安全機能」としても使用できるので、これを機に活用してほしいと思います。
ガスコンロのタイマーにも種類がある
ガスコンロのタイマーといっても機種により内容は異なります。
- シンプルなタイマーであれば、「3分・5分・10分」などの限られた時間で設定できるタイプ
- 高機能になれば、1分~90分、1分~120分など、1分ごとに好きな時間を設定できるタイプ
また、コンロタイマーが使用できるバーナーも機種により異なります。
仮に3口タイプのガスコンロであれば、
- 1箇所だけタイマー設定が可能なタイプ
- 設定できるのは1箇所だが、右・左・後とバーナーが選択できるタイプ
- 右・左・後を同時に個別に設定ができるタイプ
というようにグレードがあがればできることも広がります。
便利機能としてのタイマーの使い方
時間をきっちり計って調理をする場合は、時計やキッチンタイマーなども一つですが、コンロのタイマーを押しておけば、一番近くでカウントダウンをしてくれます。
また、長時間の煮物などをするときは、ついつい忘れがちになることもあります。そんな時にタイマーをセットしておけば、時間を計ると同時にいつもの狙った時間で自動停止することが可能です。
安全・安心機能としてのタイマーの使い方
最近のガスコンロは全口センサー化されていて、かなり安全化が進んでいます。
- 吹きこぼれた煮こぼれで火が消えてしまったら→立消え安全装置でガスを停止
- 天ぷらなど油の温度が上がりすぎたら→調理油過熱防止装置で安全停止
- 火をかけたまま焦げつかせてしまったら→焦げつき自動消火機能で自動停止
- ついうっかり消し忘れてしまったら→消し忘れ消火機能で自動停止
このようにあらゆるシーンでの安全や消し忘れ対策がなされています。
コンロタイマーを安全機能として考える場合、「消し忘れ消火機能」が近い機能となってくるので、それで十分と思われる方もいるでしょう。ただ、中にはより安全な使い方を求められるユーザーさんも多く、アドバイスを求められることもありました。
消し忘れ消火機能は最大約2時間でガスをストップしてくれますが、毎回の調理が長くても30分のご家庭ならいかがでしょうか?
残りの1時間30分は、火がつきっぱなしになる可能性はゼロとは言い切れません。相当ウッカリしないとこのような事態にはならないと思いますが、毎回、調理開始時にタイマーを「30分」とセットしておけばどうでしょうか?
ご自身で消火すればタイマーも消えますが、万が一消し忘れても30分で必ず消火してくれます。毎回、タイマーをポチっと押すだけで、消し忘れについては安心がダブルになります。
特に調理中に台所を離れてヒヤっとしたことがある人には、ついウッカリに備えてタイマースイッチを押しておくのも一つの使い方ではないでしょうか。
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