意外と知らない!給湯器の設置前後で注意したい10個のポイント

ガス給湯器の「設置」に関して定期的に質問を受けることもあります。

ノーリツやリンナイなど、メーカーや機種によって若干考え方が違う内容もありますが、今回は「共通して注意すべきこと」を紹介します。

基本的なことばかりですが、知らずに設置してしまうと「保証の対象外」になったり、「不具合に繋がる」内容もあるのでチェックしてみてください。

給湯器の設置に関する5つの注意

給湯器の設置アドバイス

給湯器の設置と聞くと、設置業者さんが考える内容だと思われますが、機器を選んで購入するのはユーザーさんです。

販売業者=施工業者で、よく相談しながら進めていればあまり気にする必要もありませんが、中には細部までケアしきれていない業者さんもいます。

もし、間違った設置をされて困るのはユーザーさんなので、最低限の知識だけは持っておいてください。

知識ゼロで100%丸投げするよりは、ポイント的に確認や質問を入れることで、より慎重に機器選定や作業をしてもらえると考えます。

1.屋外用の給湯器を屋内に設置してはいけない

不完全燃焼など事故につながる可能性もあるので、絶対に屋内に設置してはいけません。

2.屋内用の給湯器を屋外に設置してはいけない

屋内用の給湯器は「雨対策」などがされていないため、雨水などが入り込んで故障の原因となるので、絶対に屋外に設置してはいけません。

3.塩害地域の場合は、「耐塩害仕様」の給湯器を設置する

海沿いなどの潮風が直接当たる場所に通常の給湯器を設置すると、腐食・損傷・劣化のリスクが高まり、故障する可能性も高くなります。

塩害対策ができている給湯器を購入するようにしましょう。(最初から塩害対応できている機種と特注で対応するケースがある)

4.水圧は低すぎても高すぎてもダメ!

基本的には業者さんの対応になりますが、各メーカーごとに適した水圧が決められています。

水圧が低すぎると、給湯器本来の性能がでなくなり、水圧が高すぎるとウォーターハンマーが起きる原因となります。

5.修理のことも考えて設置場所を選んでもらう

給湯器の設置場所も基本的には業者さん任せになりますが、修理に影響が出そうな設置場所の場合はよく相談しましょう。(足場のない高所など)

その業者さんは設置できても、修理するのは別の業者になり、修理を拒否される可能性もゼロではありません。

給湯器の使用に関する5つの注意

これから紹介する内容は、ユーザーさんが業者やメーカーによく質問する内容でもあります。

また、設置後に危険な状態で給湯器を使われているケースもあるので、注意していただきたい内容もあります。

6.浴槽サイズは家庭用のものを選ぶ

リンナイでは一般家庭用の340リットルまで、ノーリツでは375リットルまでとなっており、各メーカーで若干の違いはありますが、上限は決められています。

これ以上サイズが大きくなると性能面に影響がでてくる可能性が高まります。

7.地下水・井戸水・温泉水などは使用しない

特に井戸水などは問い合わせも多いですが、水質によっては異物混入による故障や水漏れなどの原因になることがあります。

仮に井戸水などを使用して故障しても保証の対象外になってしまいますし、実際に使用数年で故障した事例も経験しています。

8.業務用として使用しない

家庭用の給湯器は、あくまで一般家庭での使用頻度などを想定して作られています。

もしも業務用で使用した場合は保証の対象外となってしまいますし、寿命をかなり短くしてしまう可能性も十分あります。

業務用で使う場合は、「業務用の給湯器」がラインナップされているので、そちらを選ぶようにしましょう。

9.給湯器のまわりにものを置かない

給湯器の上や前などに物を置いている光景をたまに見かけますが、危険ですので絶対に置かないようにしましょう。

給湯器には「可燃物からの離隔距離」や「排気吹出し口周囲の離隔距離」が決まっており、物を置くことで設置基準に違反することになります。

防火上の話ですので、注意してください。

10.給湯器を囲わない

給湯器のまわりに物を置くのもダメですが、囲うのも禁止です。

給湯器は空気を吸って排気を出しますが、囲うことによって不完全燃焼を起こす可能性が出てきます。

防火上の話に加え、事故にもつながるおそれもあるので絶対にやめましょう。

給湯器の購入・設置前の注意のまとめ

通常であれば、プロが必ず現場調査をして、機器選定~工事~試運転まで行いますが、最近はネットで給湯器を購入して、工事だけ後から頼むケースなども増えています。

中には選定ミスで設置できないなんてこともあります。

給湯器にもいろいろと設置基準や使用上の注意があるので、購入前にはメーカーのカタログなどもよく確認いただくことをおすすめします。