給湯器選びの重要ポイント!お湯の温度に関わる「Q機能」を知っておく

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他のガス器具に比べ、ガス給湯器の機能や性能は少し複雑で、あまり気にすることなく購入されるケースが非常に多いです。

ですが、仮に同じ24号や16号の給湯器でも、複数のグレードがある場合もあり、多くの方はそれさえも知りません。

業者さんがおすすめするものを言われるがままに購入したり、ついつい値段だけ見て購入すると、「今使っている給湯器よりも性能が落ちてしまった」というケースも珍しくありません。

そして、「体感差」として表れやすいのが「出湯性能」であり、それに大きく関わっているのが「Q機能」というものになります。

Q機能とは

キッチン・洗面・シャワーなどでお湯を使っていて、一度止めた後に、再びお湯を出した時、「熱い」「冷たい」「湯温が安定しない」と感じたことはないでしょうか?

これは「冷水サンドイッチ現象」といって、従来型の給湯器で特に起こりやすい現象です。

まず、給湯器内部には熱交換器の缶体(バーナー部分)があり、そこで水を加熱してお湯にします。(※写真の赤枠部分が缶体)

給湯器 缶体 熱交換器

  • STEP.1
    お湯を出す
    配管内の水が流れ出た後は、給湯器のバーナーで加熱されたお湯が、設定温度で出てくる
  • STEP.2
    一度お湯を止める
    水(お湯)の流れがストップし、バーナー部分(缶体)に残ったお湯は、余熱で高温になっていく
  • STEP.3
    再出湯する
    配管内のお湯が出て、そのすぐ後に「余熱で高温になった熱いお湯」が出てくる
  • STEP.4
    設定温度以下の水が出てくる
    缶体よりも手前に残っていた水は、過熱しきれず、低い温度で供給される
  • STEP.5
    設定温度で安定してくる
    その後、十分過熱された設定温度のお湯がでてくる

つまり、再出湯した時に、「熱い」→「冷たい」→「設定温度」という温度差が激しい状態になります。

従来式とQ機能比較【ノーリツの場合】

ノーリツ Q機能

従来の給湯器(Q機能なし)では、この「冷水サンドイッチ現象」は仕方がありませんでしたが、技術が進歩し、高性能のメカを搭載した給湯器(Q機能あり)では、この「熱い」と「冷たい」の温度差を低減し、再出湯時も快適で安定したお湯が供給されるというわけです。

低価格グレードはQ機能なしの可能性あり

再出湯の温度差が気にならない方は、性能よりも値段重視で、少しでも安く購入するというのも選択肢のひとつです。

ですが、今使っている給湯器が「Q機能搭載」で、新しい機種が「Q機能非搭載」を選んでしまった場合、完全にグレードダウンになり、体感面で顕著に差を感じる可能性があり、不快に感じる人も少なくありません。

実際に、販売店の説明不足で、お客様から相談のコールを受けたこともあります。

Q機能非搭載の機種は少なくはなってきていますが、まだラインナップとしては残っています。やはり価格が安いというメリットがあるからです。

業者さん任せやネットで購入する場合は、「Q機能の有無」は、抑えておきたいところです。

現在使っている機種がどちらかを調べるのは難しいでしょうから、メーカーや業者さんに「同等グレード品」の確認してみるとよいでしょう。

一度購入すれば、約10年は使い続けるでしょうし、とにかく毎日使用するものですから、購入時は搭載機能や性能も確認するほうが失敗も少なくなります。