給湯器で「お湯にならない、水しか出ない」場合のチェックポイント

お湯にならない,水しか出ない

ノーリツやリンナイなどのガス給湯器を使っていて、お湯の蛇口を開けているのに「お湯にならない」と相談を受けたことが何度もあります。

給湯器が故障していなくても、「お湯にならない」「水しか出ない」ケースはいくつも考えられます。

今回は、これまでの経験と知見を基に、「実際にあったケース」と「推測できるケース」あわせて紹介したいと思います。

「お湯にならない」「水しか出ない」4つのケース

1.給湯器のリモコンが「OFF」になっているケース

給湯器リモコン

「絶対にそんなことない」と言われて、リモコンが「OFF」で消えていたケースは数えきれないぐらい経験しています。

これは、一人暮らしでリモコンを触らない人の場合は考えにくいですが、ご家族が同居されている場合、意外に多いプチトラブルです。

シャワーを浴びようと思ったら、「水しか出ない」…結果、台所で家族がリモコンをOFFにしていたパターンなどです。

普段からリモコンを触らない人にとっては、「ONの状態」が当たり前なので、お湯にならなければ「給湯器の故障?」と思ってしまいがちなのです。

2.なかなかお湯にならないだけのケース

お湯にならない冬場によくありがちなケースですが、手を洗おうとお湯の蛇口を開けても、なかなかお湯にならずに水しか出てきません。

これは、いたって正常な状態であり、配管内に滞留している冷たい水が押し出されるまでは、お湯は一切出てきません。

そして、お湯に切り替わる前に手を洗い終えてしまった場合、「給湯器の故障では?」と思ってしまいがちです。

結果論として、給湯器は正常だった場合、なぜ、冬だけ「お湯にならない」と思ってしまうのでしょうか?

可能性としては、冬場のお水はかなり冷たく、お湯に切り替わるまでの時間が長く感じてしまいがちです。

その結果、夏場と同じタイミングで切り替わっているはずなのに、「なかなかお湯にならない」となってしまうケースが想定できます。

特に給湯器から蛇口までの配管距離が長い場合は、十分考えられるケースです。

3.エラーコードが表示している

エラーコードによって、原因は異なりますが、私も何度も経験しているのは、「エラー 111」による点火不良です。

ガスメーターの遮断や悪天候など、原因は複数考えられますが、「故障以外の要因」でも発生するエラーです。

給湯関連のエラーコードが点滅表示している場合、原因を除去してエラーをリセットしない限り、お湯は出てきません。

4.蛇口から出ている流量が少ない

給湯器には「最低作動流量」というものが存在し、一定量以上の水が流れないと点火動作に入りません。

  • 水圧が低くて流量が不十分な場合
  • 蛇口が半開きであり、最低作動流量以下の水しか出していない場合
MEMO
最低作動流量は給湯器の機種によって異なります。

給湯器の故障でお湯にならない

使用ミスなどもない場合、給湯器の故障も疑わなくてはなりません。

給湯器の故障にも、「エラーの出る故障」と「エラーの出ない故障」があります。

給湯器の使用年数が長い場合は、経年劣化による故障も考えられます。

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10年近く使用していて、給湯器の調子が悪い場合は、修理以外に機器交換の検討も始めておいたほうがよいかもしれません。

給湯器はガスコンロと違い、システム商品なので、現場調査→見積り→機器手配→工事→試運転と時間がかかります。

また、壊れてから検討を始めては、十分な検討時間もなく、見積り交渉などをしている余裕もなく、高い買い物をしてしまうリスクも高くなってきます。

まずは、ネットでの価格相場や業者のチェックぐらいはしておくのも重要です。

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ただし、故障でもないのに修理や交換などは完全に無駄な出費になりますから、まずはセルフチェックで故障かどうかを見極めることも大事です。