ガスコンロの火が赤い症状と5つの確認!赤い炎が続くなら要注意!

ガスコンロの火・炎が赤い




2020年6月15日|最新情報更新しました

この記事の監修
竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
専門資格:ビルトインガスコンロなどの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

 

ガスコンロを使っていると、

  • 火が赤いのは異常?
  • 火がオレンジ色になるのはなぜ?

上記のような疑問が出てくることがあります。

一般的に火(炎)は赤色やオレンジ色のイメージが強いですが、ガスコンロの炎の場合は青色が通常です。

赤い炎でも正常な場合もありますが、危険な状態であった場合、そのまま使い続けると事故につながるリスクもあります。

この記事では、ガスコンロの火が赤くなる場合の原因と対処方法をご紹介いたします。

ガスコンロの火(炎)が赤い場所で、原因が絞り込める

まず、ガスコンロの火が赤いのは「全バーナー」か「一部(片方)だけ」かを確認してみましょう。
仮に、片方だけ火が赤い場合は、そのバーナーだけに影響が出ていることになるので、これから解説
する「換気」や「加湿器」など、全バーナーに影響する項目は除外できることになります。
「ガスコンロの火が赤い」と感じた時の使用状況を思い出しながら、以下の項目を確認して見ましょう。

ガスコンロの火が赤いのは「換気不足」の可能性

キッチン・ガスコンロの換気扇

みなさんは、ガスコンロを使うときは必ず換気してますか?

湯気やニオイがでるときだけの使用になっていませんか?

換気扇を回す、窓を開けるなど、ガスコンロ使用中に絶対に必要なのが「換気」です。もしも換気不足だった場合、コンロだけでなく人体にも悪影響が生じるリスクがあります。

  • 換気をしないと正常に燃焼しないことがある
  • 換気をしないと燃え方に影響が出たり、火が赤色になったりすることがある
  • 換気をしないと一酸化炭素中毒のリスクがあり、最悪の場合は死亡事故につながる可能性がある

換気をしていない状況であれば、新鮮な空気(酸素)が薄れている状況です。炎の色に関係なく換気を行ってください。

十分に空気を入れ替えた後、換気を行いながらガスコンロを点火してみて、「炎が青色」になっていれば原因は換気(酸素)不足だったことになります。

鍋にススが付着する場合も、燃焼に必要な空気が不足していた可能性があります。

ガスコンロの火が赤いときは「バーナー掃除」をしてみよう

換気に問題がなかった場合、次に疑うべきなのがバーナーキャップの目詰まりです。

ガスコンロの掃除は定期的にされていますか?

バーナーキャップはキレイなうちは汚れやこびりつき、変色などが気になって掃除をする方も多いですが、ある程度汚れてくると諦めて放置しがちになります。

掃除を怠ると「火が赤い」「炎がまばら・ふぞろいになる」というような症状につながるだけでなく、

ガスコンロの火がつかない」「ガスコンロの火が消える」に症状が悪化していく可能性があります。

油汚れやこびりつきなど、目詰まりがあると赤火になり、鍋にススがつく場合があります。

火に近い(温度が高くなる)部分ほど汚れが焼き付いて取れなくなりやすく、バーナーキャップは定期的にお掃除してあげるべきパーツですので、この機会に確認してみてください。

バーナーキャップの掃除後は、正しく取り付けを行った上で点火してみてください。換気もきっちり行い、正常な青い炎に戻れば解決です。

ガスコンロのバーナー劣化で火が赤い

ガスコンロのバーナーが原因で火が赤い

換気も問題なく、バーナーキャップの掃除も行い、それでも症状が改善しない場合は「バーナーキャップの劣化」の可能性もあります。

こんな状態は要注意です。

  • バーナーキャップのこびりつきが固着して取れない
  • バーナーキャップが変形している
  • バーナーキャップが腐食している
  • バーナーキャップがコンロに固着していて外れない

また、火が赤いのは、全てのバーナーですか?一部(片方)だけですか?

よく使う強火側などの片方だけ火が赤い場合は、劣化が進んでいる可能性もあります。

ごとくやグリルの焼き網と同じで、バーナーキャップも消耗部品の扱いですので、傷んだ場合は交換することをメーカーは促しています。

目詰まりと同様で、変形などの場合も赤火になり、鍋にススがつく場合があります。

加湿器の影響でガスコンロの火が赤くなる

加湿器が原因でガスコンロの火(炎)が赤い

小学校などの化学の時間に炎の色の変化(炎色反応)について実験された方も多いと思いますが、加湿器を使用すると水分に含まれるカルシウムが燃えて火が赤くなる場合があります。

この場合の赤い(オレンジ)の火は化学反応による変化であり、異常ではありません。

カルシウム(Ca) 炎が赤色(赤黄色)
銅(Cu) 炎が緑色
ナトリウム(Na) 炎が黄色
カリウム(K) 炎が紫色

加湿器を止めて火炎の色が変わらない場合は、他の原因が潜んでいる可能性があります。

コンロとグリルの同時使用で火が赤くなることも

ガスコンロのグリルと火が赤い関係性

ガスコンロのバーナーの火が赤色になるとき、魚焼きグリルで調理をしていませんでしたか?

これも加湿器と同じような化学の話になりますが、グリル庫内の焼物の塩分(ナトリウム)やカルシウムが燃えて火が赤くなる場合があります。
(煙にも塩分が含まれています)

グリルを使っていた場合は、使用していない時に火の色を再確認してみてください。

ガスコンロの火(炎)が赤い原因 – その他

上記の5項目で解決しなかった場合は、以下のような可能性も考えられます。

  • 風が吹き込んでいたり、エアコンや扇風機などが原因で、炎がかたよったり、色が赤くなったりする場合がある
  • 火力を一気に変えたりすると火が赤くなる場合がある
  • 空気中のホコリなどが火に触れることで炎色反応を生じる場合がある
  • お鍋、ごとく、バーナーキャップなどの汚れなどと反応して火が変色する場合がある
  • 初期からの場合は、ガスの種類(都市ガス、プロパン)が適合していない可能性がある

基本的には『火が赤い状態が続く=ガスコンロが正常に燃えていない』と考えて下さい。

何らかの異常が隠れている可能性があるので、安全にガスコンロを使用するためにも放置だけは避けてください。

一通り確認しても火が赤い状態が続く場合は、メーカーやガス会社の無料相談(コールセンター)を活用しましょう。

また、ガスコンロを8~10年近く使っていて、調子が悪い場合は経年劣化(寿命)のサインである可能性もあります。

使用年数が長い場合は、故障の可能性も高くなってきますので、修理や交換の検討をすることもおすすめします。


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