ガスコンロのエラーコード 12 – 立ち消え安全装置作動

ガスコンロ 修理 点検




2020年6月13日|最新情報更新しました

この記事の監修
竹節 倫敦(たけふし ともあつ)
専門資格:ビルトインガスコンロなどの設置施工に必要不可欠な液化石油ガス設備士(国家資格)に加え、高圧ガス販売主任者第二種丙種ガス主任技術者の資格も保有している。

 

ガスコンロの使用中に「ピー」というブザー音がして、エラーコード「12」が表示した場合、立ち消え安全装置が働いた可能性があります。

立ち消え安全装置とは、点火後に炎が途中で消えても生ガスが出たままにならないように遮断してくれる安全装置のことで、サーモカップル(熱電対)の使用が一般的です。

エラーコード「12」は、ガスコンロの故障ではないケースが多く、使用法の誤りである可能性が高いエラーです。

エラー12の内容と対処法

「12」の症状としては、吹きこぼれ、煮こぼれ、風、ガス供給などいくつか考えられますが、いずれにしても途中で火が消えたという共通点があります。

一時的な失火

  • エアコンや扇風機、外の風などで火が吹き消えた
  • 人の操作や行動が影響して消えた

決して多くはありませんが、窓を開けていたりエアコンの風であったりとガスコンロまわりの環境に左右されるケースが考えられます。

また、コンロの前をバタバタと走って風が発生したり、グリルであれば勢いよく開け閉めして消えたケースもあります。

このようなケースの場合は、再点火すれば問題なく火がつくので故障ではありません。

しかし、別の原因が残っている場合は、再点火しても着火せず、エラー11「点火不良」が発生する可能性が高いです。

バーナー部分の異常

  • 調理中に吹きこぼれがあった
  • 調理中に煮こぼれがあった

エラー「12」の原因で多いのが、吹きこぼれや煮こぼれによる途中消火です。

この場合、バーナーキャップや点火プラグ、立消え安全装置が濡れている可能性が高く、再点火しようとしてもつかない可能性があります。

まずは、水分や煮こぼれを拭き取って乾かすことが第一であり、乾くまで少し時間が必要です。

バーナーキャップを洗ったり、乾かした後に「左右逆」「きっちりはまっていない」などが原因で点火不良になるケースも多いので、正しくセットをしてください。

また、バーナーキャップの詰まりが影響している可能性もあるので、長期間お手入れをしていない場合は、歯ブラシなどで掃除をしてみてください。

ガスの供給状態

11エラーと12エラーは、ガスがうまく供給されていない場合に発生することもあります。

  • 最初からガス供給に問題がある場合:11エラー(最初からつかない)
  • 調理中にガス供給に問題が出た場合:12エラー(途中で消える)

この場合、次の2パターンが関係している可能性があります。

  • ガスメーターが止まってガスが遮断された
  • LPガス(プロパンガス)が切れた

都市ガス・プロパンガスに関わらず、地震がなくてもガスメーター側でガスがストップする場合があります。

簡単に確認するなら、ガス給湯器のお湯が出るかを確認してみましょう。

ガス給湯器がない場合、ガスメーターが点滅していないかを確認してみましょう。

また、念のために電池交換も試してみてください。

これらの内容で解決しなかった場合は、ガスコンロの部品故障の可能性も出てきます。

経年劣化に注意

エラーコード「11」「12」と「火がつかない」事象は、様々な要因が考えられます。

いろいろ試しても改善しなかった場合でも、しばらく後で試すと「火がついた」というケースもあります。

緊急でない場合はしばらく粘ってみるのも1つだと思いますが、使用年数が10年近い場合は経年劣化などによる部品故障などの可能性も高くなるので、メーカーに相談したり、買い替えを検討することをおすすめします。

 

以上、エラーコード12の内容と対処法をご紹介いたしました。

コンロの故障の可能性は低いですが、誤った使用法や掃除不足、ガス供給の問題の可能性がありますので、記事の内容を参考に原因を確認してみて下さい。


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