給湯器の型式や製造番号の場所がどこかを探す 修理前のチェック2つ 

ガス給湯器

給湯器には商品型式や製造番号が存在する。しかし、リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス、東京ガス、大阪ガスなど、メーカーやブランドによって、型式は全く違うのはご存知だろうか。

そして、型式がわからなければ修理依頼や修理そのものがスムーズにいかないことが多い。つまり、型式がわからないとデメリットが多いのだ。

ここでは、最低限おさえておきたい給湯器の型式について、私の自宅の給湯器を例に挙げながら2ステップで解説していこう。

1.取扱説明書と保証書を準備しよう

まずは、お使いの給湯器の取扱説明書と保証書を準備しよう。リモコンの故障が考えられる場合は合わせて準備しよう。

目的は、商品型式(シリーズ)の確認と保証期間内かどうかを確認することである。まず型式がわからないと解決には繋がらないし、保証期間で修理の有償・無償の判断が可能になるのだ。

次に、取扱説明書には「故障に関する情報」「エラーに関する情報」「使い方などの注意事項」なども記載されており、チェックすることで解決する場合もある。

また、自分では解決できずにコールセンターに問い合わせた際、オペレーターも取扱説明書を見ながら話すこともある。同じ冊子を見ながら話すことで、噛み合いやすく、話がスムーズに進みやすくなるというメリットがある。

商品の基本はやはり取扱説明書である。読むのが面倒で全く読まれない人も多いが、機器を正しく安全に使用いただくにはチェックが必要。そして、読んでおかなければ、お客さま(消費者側)が損をすることもある。誤使用による故障は保証の対象外にもなるので、早い段階でチェックしておくべきである。

しかし、取扱説明書だけでは準備不足。実は複数の型式やシリーズが共用で記載されていることが多く、今使っている給湯器の型式を完全に特定することができないケースが多いのだ。

取説に書いてある型式とは

現在は東京ガスブランド(ノーリツ製)の給湯暖房熱源機を使っている。そして、以下の写真は準備した取扱説明書である。

給湯器の取扱説明書サンプル

 

1.表紙の左上に「FT4210シリーズ、FT4211シリーズ・・・」といくつか型式らしきものが記載されているが、これは型式ではなく、給湯器のシリーズ名になる。

2.表紙の下に「TOKYO GAS」と書かれているので、給湯器ブランドは「東京ガス」ということがわかる。この場合、製造元はノーリツでも問い合わせ先は「東京ガス」ということになる。

次に取扱説明書の後ろをチェックしてみると、「東京ガス」と「ノーリツ」の2社の記載と問い合わせ先について記載がある。

給湯器の取扱説明書(裏面)

そして、上記写真の会社名の上に以下の記載が書かれてある。

5.無料修理やアフターサービス等についてご不明な場合はお買い上げの販売店または、もよりの東京ガスへお問い合わせ下さい。

これは、東京ガスへ問い合わせをしてくださいということであり、「製造元のノーリツ」の記載があっても窓口対応は東京ガスとなるわけだ。

さて、探すべきは「東京ガスの型式」ですが、裏面にも記載されていなかったので、最後の方をチェックすると記載がある。

取扱説明書の型式一覧

機種にもよるが大量の型式が羅列されていることが多いのが現実である。そして私の自宅の給湯器の型式はこの中のどれか一つということになるが、さすがに判断がつかない。

但し、問い合わせ先は「東京ガス」で、「シリーズ名」までは説明書だけで把握できる。

東京ガス(ノーリツ)の給湯器を例にしたが、他のブランド(メーカー)も同じようなイメージである。

2.給湯器本体の型式ラベルを探す

次に給湯器本体の前に移動してみよう。戸建てであれば、庭や外壁、隣家との間などに設置されていることが多いと思いだろう。集合マンションであれば、ベランダや共用廊下にあるPS(パイプシャフト)の中に設置されていることが多い。機種によっては、屋内に設置されている場合もある。

まずは給湯器本体の正面を見てみよう。

東京ガスの給湯器

写真の赤枠部分に給湯器のラベルがある。拡大してみると

給湯器の型式ラベルの見方
赤枠:東京ガスの情報 | 社名:TOKYO GAS 東京ガス型式:FT4211BRS4AW6CU

青枠:ノーリツの情報 | 社名:株式会社ノーリツ ノーリツのブランド型式:GTH-C2448AW6H-T-1

東京ガスの機器型式が判明したので、最後に製造番号をチェックしておこう。

給湯器の製造型式の見方

16.062●●●61

給湯器の製造番号は、基本的に 2桁+2桁+6桁で構成されている。重要なのは、最初の4桁(2桁+2桁)である。

・16 → 2016年

・06 → 6月

・2●●●61 → 管理番号

※機種によっては、「2016年6月」のような記載をしている場合もある。
※機種によっては、管理番号部分の桁数が異なる場合もある。

修理の依頼の際に、製造番号は型式に比べると優先順位は低くはなるが、情報として伝えておくとよいだろう。

また、購入日を忘れてしまっても、およその使用期間が逆算できるので、買い替え時期などを検討する目安にもなるので知っておこう。

代表的な型式のイメージだけでも知っておこう

  • リンナイ:RUX、RUF、RFS、RUJ、RUH、RUFHなどから始まる型式
  • ノーリツ:GQ、GT、GRQ、GQH、GTHなどから始まる型式
  • パロマ:PH、FH、DHなどから始まる型式
  • パーパス:GS、GX、GN、GHなどから始まる型式
  • 東京ガス:FT、GT、HT、IT、XTなど、他にも多数の組み合わせあり
  • 大阪ガス:131、133、135、235など、数字から始まるのが特徴

※上記は一例である。

また、型式の文字や数字の意味を全て知るのは不要で、イメージだけ知っておけば十分だ。詳細が知りたければメーカーに聞けば簡単に教えてくれる。

さて、給湯器の型式ラベルの見方も紹介してきたが、メーカーや給湯器の種類によってレイアウトは異なる。

いきなり給湯器のラベルを見てみてもどれが機器型式なのかわからないこともあるだろう。

だからこそ、まずは取扱説明書のシリーズ名で型式の雰囲気を掴み、そのあとに給湯器のラベルをみればおそらく発見できると考える。

給湯器が故障したりエラーが出たときは焦ることも多いと思うが、是非紹介した手順で探してみてほしい。