省エネ給湯器エコジョーズの掃除のギモン!中和器掃除の必要性を解説

エコジョーズ

高効率給湯器のエコジョーズを使うユーザーさんが増えてくる中、「エコジョーズ」に関連した質問を受けることも増えてきている。まず、従来の給湯器と比べて細かい違いはいろいろあるが、大きく違うところは次の2つ。

  1. 2つ目の熱交換器(二次熱交換器)が搭載されていること(高効率)
  2. 中和器が内蔵されていること(ドレン処理)

 

今回はこの中和器に関してひとつメール問い合わせをいただいたのでこちらにも展開する。

給湯器の掃除をする際に「中和器の掃除」ってどうすればいいの?自分でできる?

おそらくネットで中和器の掃除や洗浄などを見られたのだと思うが、一般ユーザーさん向けに簡単な仕組みも解説しながら回答していこう。

 

中和器の役割から簡単に解説

従来の給湯器の一次熱交換器だけでは約80%の熱効率で、残りの約20%は空気中に排熱として出てしまっていた。しかし、エコジョーズは二次熱交換器があり、その排熱を再度回収利用して最終的には約90~95%程度まで利用が可能となった。その際にエコジョーズ特有の「ドレン」が発生する。

ドレンとは
二次熱交換器で排熱を回収した際に凝縮して発生した水(酸性水:pH3程度)

このドレン水は専用のドレン配管を通って排出されるのだが、給湯器内で中性にしてあげる必要がある。そして、その役割を果たすのが「中和器」である。中和器は見た目は白のケースだが、中には大量の「炭酸カルシウム」が入っている。

ドレン水は炭酸カルシウムで中和され、機器外へと排出される仕組みだ。そう、「pH7程度の中性」にするのが中和器の役割なのである。

 

中和器の掃除の必要性は?

中和器は基本的に掃除をする必要はない箇所である。但し、設置環境によっては、水質や黄砂などの外部要因が影響して、稀に中和器が詰まるケースもある。その際には「エラーコード 290」が発生して詰まりを取り除く必要が出てくる。その際は、修理のサービスマンが中和器を外して掃除や洗浄をしたり、場合によっては部品交換をして対応することもある。

逆に言い換えれば、エラーコードがでなければ中和器の掃除をする必要はないということになる。また、必ずしも詰まりとは限らず、電極の問題の場合もある。

◆エラーコード290をもっと詳しく知るならこちらの記事

[getpost id=”566″]

そして、中和器は基本的にサービスマン(メンテナンス)しか触らない部品である。中和器を外そうと思うと他の部品も外す必要があり、ユーザーさんは触ってはいけない。そもそも中和器以前の問題で給湯器の前板(ビス4本)も外すべきではないのだ。

いろんなサイトで個人が様々な部品交換やメンテナンス方法を紹介しているものもあるが、全て自己責任であり真似すべきではない。別の故障へと被害拡大させるのがオチだと思う。

 

中和器の掃除についての結論

ユーザーさんは、中和器の掃除をする必要はない。給湯器で必要な掃除箇所は、

  • 給湯器本体の外装
  • 水抜き栓のフィルター
  • リモコンの表面
  • 浴槽の循環アダプターのフィルター
  • おいだき配管の洗浄

以上の5カ所ぐらいかと思う。

もし、「エラーコード 290」が出た場合は中和器の掃除や洗浄は自分で対応しようとはせずに、必ずメーカーや専門業者などに依頼するようにしよう。いろんな情報に左右されて自分で対応してしまうと、怪我や故障、二次被害につながるおそれもあり、何かあっても自己責任となってしまうのでご注意を。

また、中和器に限らず、判断に困った場合は取扱説明書に注意事項やアドバイス書かれているので確認してほしい。それでも解決しなければ無料のフリーダイヤルへ問い合わせするのが確実だと考える。